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英紙エコノミスト調べ「住みやすい街ランキング 大阪が2位」の理由とは?

住みやすい街ランキング, 大阪

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食い倒れ、通天閣、バイタリティ溢れる商売の街、日本第2位の都市、大阪。英紙エコノミストが毎年発表している「住みやすい街ランキング」に、昨年の1位、東京に引き続き、今年は大阪が選ばれました。日本国内で一番大阪の医療がコロナパンデミックによりひっ迫している中、「何故、大阪なの?」と多くの人が思うかもしれません。この記事では、英紙エコノミストが大阪を2位に選んだ理由について解説します。

「住みやすい街ランキング」はエコノミスト インテリジェンス ユニット(EUI)に選ばれる

住みやすい街ランキング 大阪が2位

毎年恒例の「住みやすい街ランキング」は、エコノミスト紙グループ内にあるエコノミスト インテリジェンス ユニットというリサーチと解析を専門に担当する部署により選ばれています。特にコロナパンデミックが始まって以来は、COVIDー19パンデミックが世界中の都市の住みやすさに、どのように影響を与えたかを考慮し、2021年2月22日から3月21日まで、140都市を対象に主な5項目として安定性、文化•環境、医療、インフラ、教育について調査した結果をスコア化して選んだランキングです。

今回の大阪のランキングについては、エコノミストの調査が、大阪がまだ医療危機に直面する前に実施した調査結果であるだけでなく、大阪のコロナウイルス 感染者数が、10.3万人(6月末現在)であるのに対し、ロンドンを含むイングランドで414万人、ニューヨーク市で95.6万人と、世界の大都市と比較しても、欧米のコロナウイルス感染者数が圧倒的に多いだけでなく、アメリカやヨーロッパの都市は、度重なるロックダウンを経験し、大阪以上に壊滅的な医療危機に陥るなどの理由が大きく影響しています。つまり、今回の調査について、他の国々のコロナパンデミックは、人々の生活に衝撃的な打撃を与え、ヨーロッパやアメリカのように桁外れの感染者が発生したことが医療について、大きな影響を与えたという調査結果につながっています。

大阪の犯罪率と比較して、ニューヨークなど他の国々は犯罪多発!

ニューヨークなど他の国々は犯罪多発!

続いて安定性について触れると、エコノミストが調査を行った内容は、テロや内戦を含めた犯罪率でした。

この時期の大阪の完全失業率は3.4%。一方、変異株が直撃したイギリスでは、4.8%。さらに、EU全体では7.5%、アメリカのニューヨークでは8.5%で、これらの失業率が原因で、さまざまな犯罪につながります。昨年、アメリカで発生した大規模な暴動が記憶にあるかもしれませんが、少なくとも大阪と世界の他の都市を比較すると、あのような暴動は起きず、犯罪件数はそれでも少なく、銃の所持が認められない日本は、治安がいい国です。大阪は高スコアを獲得できたため、国際都市の中でも安定していると評価されたようです。

さらに、調査内容にはテロや内戦などが含まれるため、大阪は安定性で住みやすい街ランキングで、2位になりました。

4位にランキングされた東京より、物価が安い大阪

物価について、大阪は東京よりも安いと言えるでしょう。例えば大阪の人が、東京に出張や観光で来た時、まず感じるのが東京で外食したときの値段の高さではないでしょうか? さらに、日本人がアジアを除くアメリカやヨーロッパの国々に海外旅行をしたときなど、物価の高さを感じることも多いでしょう。実際、アメリカやヨーロッパの国々は、日本よりも税率が高く、食料品など生活必需品以外は、税率が15%以上や国によっては20%以上にもなります。さらに、家賃などの住宅価格は、ニューヨークやロンドン、パリなど世界の大都市は東京並みか、それ以上です。東京と比較して大阪のほうが一般的に家賃が安いため、大阪は大都市としての規模に対して物価が安く、暮らしやすいと評価されたようです。

数分で地下鉄や電車に乗車できる便利な公共交通網など、整ったインフラ

「大阪は東京よりも地下鉄路線が少ないのに」と思う人がいるかもしれません。エコノミストの調査は、インフラだけで評価するのてはなく、5項目全てをスコア化して、総合スコアで評価しています。

また、他の外国から比較すると日本のインフラは上位レベルです。例えば、ニューヨークの地下鉄は時間通りに目的地に到着するのは、稀にしかありません。むしろ地下鉄は遅れるのが当たり前、しかも毎日20〜30分程度はどこかの路線で遅れます。

さらに、地下鉄運賃では、大阪の運賃が180円からなのに対し、ロンドンは£2.40(日本円で約360円程度)から、ニューヨークは距離に関係なく、一律$2.75(約300円程度)です。

これだけを見ても大阪の公共交通機関が、どれだけお手頃に利用できるか一目瞭然です。日本の地下鉄、バス、電車などはかなり優秀で、朝の通勤ラッシュ時には地下鉄や電車が2〜3分おきに駅に到着し、時間に遅れることは時々しかありません。日本人は誰もが、日本の公共交通運賃や運行が当然と思っていますが、他の外国と比較すると高評価になるのは明らかです。

さらに、ガス、水道、電気のライフラインについてはヨーロッパの住宅は新築住宅を除き、築100年以上の住宅をリノベーションして使っている家が多数あり、ライフラインの修理が必要になることが頻繁にあります。他のアジア諸国についても、日本と同等のレベルとは限らず、国によっては水道水が飲めない、などの国も存在します。

アメリカに至っては、国土が広大であることから、自然災害などでライフラインがストップすることが、しばしば生じたりします。例えば、ハリケーンや竜巻などで電気がストップしたり、ニューヨークでは冬になると氷点下10度以下にもなる厳しい気温のために、水道管が破裂する場所などもありますが、大阪でこのようなことが起きるのは、ほとんどないと言えるでしょう。

さらに、ヨーロッパやアメリカの都市では、コロナウイルス拡大防止のためにロックダウンの措置を投じていて、ロックダウン中に何らかの修理が必要になっても、場合によっては修理業者がすぐに手配できなかったなどの理由も考えられます。

これらの理由が、エコノミストが大阪のインフラが整っていると評価したポイントではないでしょうか。

日本国内の平均より高い大学進学率が高い大阪

教育では、大阪の大学進学率はコロナパンデミック下にあっても51.5%で、日本の平均値47%を上回っています。しかし、日本国内の大学進学率だけを見ると、お隣の京都がダントツでトップ。むしろ大阪は少し下位のランキングであるにもかかわらず、住みやすい街、大阪に選ばれたのは、他のスコアによる総合得点が良かったのが理由です。

また、学歴史上主義のアメリカは、近年大学進学率が若干、現状傾向にあるといえど、全体で50%以上、イギリスも50%以上、ドイツなどのEU諸国は70%以上の大学進学率なのにもかかわらず、ハンブルグは34位から47位に大きく転落しています。

ヨーロッパやアメリカ全体で教育スコアが悪かった原因は、ロックダウンにより、全ての教育機関で通学ができずオンラインによる受講になったことが大きな理由で、2021年の1位になったニュージーランドのオークランドでは、コロナパンデミックの危機を回避できたため、学生は全員通学をしています。

欧米は全ての文化行事や外食産業がストップ!これが大阪を2位に!

文化•環境の項目では、1位のオークランドでは、シアター、レストラン、その他の文化的な施設がオープン可能な状況にあり、スコアが97.9%でした。

それに対し、アメリカやヨーロッパ諸国は、文化的な施設、スポーツやコンサートなどのイベント、さらにはレストランやカフェなどの外食産業は、デリバリーとテイクアウト以外は全面クローズとなり、長期的なスランプに陥っています。

一方で、大阪の文化•環境のスコアは83.1%でしたが、ロックダウンによりヨーロッパ、アメリカが文化的イベントと外食産業に壊滅的なダメージが与えられ、大阪の安定性と医療スコアが100%と評価されたため、文化•環境をカバーできました。

なお、大阪の5項目全てのスコアは以下の通りです。

総合 94.2%
安定性 100%
医療 100%
文化•環境 83.1%
教育 91.7%
インフラ 96.4%

参照までに最下位はシリアのダマスカスで内戦のために住みにくい都市と評価されたことから、世界的な視点で見た大阪の住みやすさは理解できると思います。

まとめ

2021年の住みやすい街ランキングは、やはりコロナパンデミックが大きな原因となり、ヨーロッパ、アメリカのランキングを下げています。今回、上位にランキングされたのは、ニュージーランド、日本、オーストラリアの四方を海に囲まれた国々でした。大阪が2位にランキングされたのは、安定性と医療スコアが100%、総合で94.2%を獲得できたことが2位にランキングされたのは明らかです。大阪は、日本国内ではコロナ感染患者数が1位でしたが、世界的規模による評価では、それらと比較して影響が少ないこという結果になっています。いずれにせよ、日本は経済力でも世界第3位、その上で大阪を含めて住みやすい国なのは、日本人として誇りに思えることではないでしょうか。

参考【2022年】投資用マンションの価格推移をどこよりも分かりやすく解説します!

この記事の監修: 不動産投資コンサルタント 釜田晃利

老舗不動産投資会社にて投資用区分マンションの営業マンとして約10年間従事したのち、2015年にストレイトライド株式会社にて不動産事業をスタートしました。現在は取締役として会社経営に携わりながら、コンサルタントとしてもお客様へ最適な投資プランの提案をしています。過去の経験と実績をもとに、お客様としっかりと向き合い、ご希望以上の提案が出来るよう心がけています。

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