下北沢駅に関する情報

サブカルチャーの聖地・下北沢の意外な住みやすさとは

「シモキタ」の愛称で親しまれていて、古着や、演劇、音楽などサブカルチャーの聖地として知られている下北沢。小田急電鉄・小田原線と京王電鉄・井の頭線が乗り入れていて、新宿や渋谷へ１０分程度で到着できる交通の利便性の高い駅です。近隣には、松蔭大学や東京大学などもあることから、若者が多いエリアとなっています。

２０２０（令和２）年にオープンした個性豊かなお店が立ち並ぶ「BONUS TRACK」は、店舗と住宅が一体型となった新たなスタイルの商店街。自分と似たような感性を持った人が集まる街に住めば、気の合う人との出会いの数も増えるかもしれません。

そんなオシャレで個性的なイメージが強い下北沢ですが、実は日常生活を送る上で必要なものを買うスーパーも点在しているので、暮らしやすい環境が整っています。

ここでは、下北沢駅周辺での生活しやすさを解説すると同時に、実際に住んだ場合のメリットやデメリットも紹介していきます。

主要な駅へのアクセス良好

小田急線と京王井の頭線の２路線が通っている下北沢駅。新宿には小田急線で約１０分、渋谷には井の頭線で約６分でアクセス可能。小田急線では新宿駅や神奈川方面へ、井の頭線では渋谷駅、吉祥寺駅などへ乗り換えなしで到着できるので、大変便利です。

２４時間営業のスーパーがある街

おしゃれな街のイメージが強い下北沢。古着屋や雑貨店はある一方で、生活するには不便ではないかと不安に思う人もいるかもしれません。しかし、下北沢駅周辺には、豊富な品揃えのスーパーがあるので、日用品を購入する場所には困りません。

下北沢駅からすぐの場所にある「オオゼキ 下北沢店」は、高品質なものをお値打ち価格で販売しているスーパーです。生鮮食品や惣菜など食料品のバリエーションが豊富で、近隣住民から人気を集めています。鮮魚コーナーでは、オーダーすると魚をさばいてくれるので、新鮮な魚が手に入ります。

下北沢駅の南西にある「foodium下北沢」はダイエー系列で２４時間営業のスーパーです。
１階には、お菓子や飲料品、デリカ、パンなどが販売されています。また、９時から２５時まで営業している地下１階では青果、鮮魚、お肉、生活用品などが手に入ります。

１階は１日中営業しているので、仕事で帰りが遅くなりがちな人にとってもありがたい存在です。

また、西口周辺には、「成城石井　下北沢西口店」があるので、海外の食材や高品質なものが手に入るでしょう。

2019年オープンの商業施設「シモキタエキウエ」

下北沢には、雑貨屋からカフェ、美容院、劇場などとあらゆるお店が所狭しと並んでいて、日常生活に必要なものは全てそろえられるでしょう。下北沢にあるお店は個性的なお店が多いので、よく下北沢で買い物する人にとっては、住むメリットの大きい街です。

下北沢駅直結の「シモキタエキウエ」は、２０１９（平成８）年にオープンした商業施設です。施設内には、輸入雑貨店や朝食を楽しめるカフェ、タイ料理やドイツ料理などと個性豊かな１６店舗が並んでいます。

また、小田急電鉄株式会社が開発を進める「下北線路街」で２０２０年に誕生したのは新たなスタイルの商店街「BONUS TRACK」です。

店舗と住宅が一体となったSOHO4棟と４店舗の商業棟で構成されており、世界中の音楽レコードやCDを取り扱う「pianola records」や、本を読むために作られた「fuzkue」など個性豊かなお店が入っています。

また、「BONUS TRACK」に集まる人たちの会員制シェアラウンジとフリーキッチンは２４時間解放されているので、下北沢の街を眺めながら他の利用者と交流もできるでしょう。

子どもの一時預かりサービスが充実

過去６回にわたり待機児相数が全国最多だった世田谷区。２０１９（令和元）年度に８０２人分の定員を拡大するなどの施策を行い続けた結果、２０２１（令和２）年４月１日には待機児童数がゼロになりました。そんな世田谷区の子育て支援は都内の中でも充実していると有名なエリアでもあります。

また世田谷区は、妊娠・出産・子育てに対するサポートに力を入れており、妊娠期からの切れ目のない支援をしています。

1歳以上の未就学の子どもがいる親を対象とした「ほっとステイ」は、保護者の理由にかかわらず、子どもを一時的に預けられる制度です。また、小学生の子供を持つ親に対しては、仕事など、親の帰宅が遅くなる際に児童養護施設で最長２２時まで子どもを預かるサービスがあります。

他にも、民間の幼稚園で夜間の短時間預かりや、委託施設で０歳児を１週間ほど預けられる「赤ちゃんショートステイ」などもあり、さまざまな年齢や状況に合わせた制度が充実しています。

老若男女が楽しめる公園

下北沢駅から歩いて１５分ほどの位置にある「世田谷区立羽根木公園」は広々とした開放感のある公園です。園内には、軟式野球場やテニスコートなどのスポーツ施設のほか、茶室や梅林などもあります。

他には、背伸ばしベンチやぶら下がり棒など１０種類の健康器具がある「健康遊具ランド」や、高さ１.５メートルほどのコンクリート壁で仕切られた迷路がある「迷路の遊び場」、ブランコや滑り台がある「児童遊園」などがあり、老若男女が楽しめる公園となっています。

下北沢の治安は安定している

住む街を決める大きな要素となるのが、治安の良さです。２０２０年度に発生した犯罪データによると、下北沢駅周辺で一番治安の悪い地域は駅周辺の「北沢２丁目」です。同年内に発生した犯罪総数は１７３件で、そのうち凶悪犯１件、粗暴犯１２件、窃盗１２件、万引きなどの非侵入窃盗１１１件、その他の犯罪が３７件となっています。このように下北沢駅周辺では、万引きなどの犯罪が非常に多い傾向があります。

万引き以外にも粗暴犯なども多いエリアなので、要注意です。この辺りには居酒屋やキャバクラなどがあるエリアがあるので、夜はなるべく避けて通った方が良いかもしれません。ただ、下北沢駅周辺を除いては、犯罪件数が少ないエリアなので、比較的治安の良いと言えるでしょう。

住宅地が広がっている「代田６丁目」で同年度内に発生した犯罪の総数は２３件で、粗暴犯２件、窃盗件１件、非侵入窃盗８件、その他の犯罪が１２件起こっています。

下北沢エリアで犯罪件数の少ないのは「代田５丁目」です。同年度内に発生した犯罪の総数は１３件で、そのうち、窃盗件１件、非侵入窃盗９件、その他の犯罪が３件発生しています。

まとめ

サブカルチャーの聖地としての印象が強い下北沢ですが、小田急電鉄小田原線と京王電鉄井の頭線が乗り入れていて、交通の便が良く、治安も安定しているエリアです。
人の出入りが多い都心部にも関わらず、意外と日用品を購入できるスーパーが多く、生活する上で必要なものが何でも手に入る環境です。

このように、下北沢駅周辺はとても便利で治安も安定している場所なので、住みたい人が多いエリアとなっています。もし気になる物件がある場合には早めに動き出すのがおすすめです。

参考犯罪情報マップ｜地図表示

参考区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数

参考フロアガイド ダイエー

参考シモキタエキウエ｜みんなの毎日アガる場所

参考MEMBERS – BONUS TRACK

参考foodium下北沢 – ダイエー

参考世田谷版ネウボラ（妊娠期から就学前までの切れ目のない支援） | 世田谷区ホームページ

参考令和2年度保育待機児童等の状況について

参考世田谷みどり33について｜世田谷区ホームページ

参考羽根木公園｜世田谷区ホームページ

ターミナル駅までの所要時間

※乗り継ぎ方法や出発時間により所要時間に若干の誤差があります。目安としてご参考ください。

所在地

・東京都世田谷区北沢
・東京都世田谷区北沢二丁目24番2号(小田急 下北沢駅)
・東京都世田谷区北沢2丁目23番9号(京王 下北沢駅)

1日乗降者数