パークホームズは、三井不動産レジデンシャル株式会社が供給する都市型マンションのブランドで耐熱・耐震・耐久性に優れた高い基本性能を持つことが特長です。
三井不動産レジデンシャル(株)は、三井不動産株式会社の住宅開発事業と三井不動産リアルティ株式会社(旧三井不動産販売)の住宅販売受託事業を継承し、2005年に誕生しました。
同社では「パーク」シリーズとしてパークシティ・パークタワー・パークコートなどのさまざまなブランドで販売を行っていますが、その中でもパークホームズは最も供給数の多い同社を代表するブランドと言えるでしょう。
この記事では、パークホームズと三井不動産レジデンシャル(株)についてご紹介していきます。
三井不動産レジデンシャル(株)の企業情報
パークホームズを展開・供給する三井不動産レジデンシャル(株)の企業情報をご紹介します。
商号 |
三井不動産レジデンシャル株式会社 Mitsui Fudosan Residential Co.,Ltd. |
本社所在地 |
東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 |
設立 |
2005年12月26日 |
資本金 |
400億円 |
従業員数 |
1,945人(2021年4月1日現在) |
事業内容 |
・中高層住宅事業
・戸建住宅事業
・賃貸住宅事業
・海外事業
・市街地再開発事業
・マンション再生事業
・販売受託事業
・シニアレジデンス事業 |
住宅分譲戸数 |
4,290戸(2020年度実績) |
売上高 |
3,803億円(2020年度実績) |
引用三井不動産レジデンシャル(株)ホームページ
三井不動産レジデンシャル(株)は、三井不動産(株)の企画・開発の知見と品質、三井不動産リアルティ(株)の営業力と不動産コンサルティング力を引き継いで2005年に設立されました。
三井不動産(株)の歴史は、1968年の百合ヶ丘ガーデンマンションから始まり、1971年には国内初の超高層マンション「三田綱町パークマンション」が竣工します。
当時では、東京タワーや霞が関ビルに次ぐ高層建築で、「空に住まう」「眺望を売る」というコンセプトを形にした画期的なマンションでした。
1980年には「都市にふるさとをつくる」をコンセプトに環境創造型プロジェクトのサンシティの誕生、その後もウォーターフロント開発や商業施設との複合開発など住まいの新しいスタンダードを次々と生み出してきたことでも知られています。
こういった「三井の住まい」の遺伝子を受け継いだ三井不動産レジデンシャル(株)は、用地取得・企画開発・営業・アフターサービスまでを一貫して手掛け、住まいの創造はもとよりその街の暮らしやすさまでをも作り上げています。
例えば、居住者のニーズに合わせてマンション周辺に保育施設・商業施設・公園などを誘致する、街への集客を目的とした広告戦略の立案など、先進的な住空間と街のあり方を提案し続けています。
リブランディング
2021年に「パーク」シリーズ誕生50周年を迎えたことを機に、同社の分譲マンション・分譲戸建て・賃貸マンション・シニアレジデンスの全住宅事業におけるお客様への提供価値・ブランドコンセプトのリブランディングが行われました。
コンセプトを「Lifestyling × 経年優化 ~お客様の多様なライフステージに応え続け、時の深まりとともに潤うすまいとくらしづくり~」と定義し、ブランドステートメントの制定、ブランドロゴのデザインを全ブランドで統一しています。時代の変化に伴う価値観の変化や人口減少・コロナ禍など、住まいの価値観がますます多様化する中で、「三井のすまい」として提供する価値を明確化することを目的としています。
パークホームズの特徴
パークホームズは、三井不動産レジデンシャル(株)が販売するマンションブランドの中でも特に販売数の多い主力商品です。
パークホームズのコンセプトは「これまでも、これからも。これが都市型マンションのスタンダード。」で、都市居住型でありかつ耐熱・耐震・耐久性に優れ、住まう方の安心安全に加えて、建物の性能向上による環境負荷の低減を実現しています。
また、先進的で優れたデザインに与えられる「グッドデザイン賞」に民間デベロッパーとして初受賞してから21年連続受賞するなど、デザイン面でも各方面から高い評価を得ています。
パークホームズシリーズでは「パークホームズ駒沢 ザ レジデンス」が可動間仕切り収納で2015年に受賞。
他にも「パークホームズ赤羽西」が入居後に専有面積の約80%の間取りを変更可能とする『間取り変更プラン「Imagie」』で受賞したほか、「パークホームズ LaLa 新三郷」「パークホームズ等々力レジデンススクエア」などパークホームズシリーズで数多くの受賞歴があります。
経年優化
三井不動産レジデンシャル(株)では、「経年優化」という考え方を掲げて住まいづくりに取り組んでいます。
これは、通常であれば年月の経過に伴い劣化していく「経年劣化」ではなく、同社の建物については長い間安心して暮らし続けることができ、時間が経過することで街の景観に馴染んでいくという「歳月が建物の価値を高める」という考え方です。
例えば、10年・20年後の建物の風合いの変化も踏まえた上で、住宅の素材や周辺の木々を選定するなどのデザイン面、マンションの空地にキッチンカーを誘致してコミュニティ形成を図るなど、先を見据えて住まいと暮らしのあり方を深化させていくアプローチです。
他にも、三井不動産グループの住宅サービス利用者を対象とした会員制サービス「三井のすまいLOOP」を展開し、入居者の住まいに関するお困りごとに対するサポートなどもその一例と言えるでしょう。
マンションを建てて入居者に引き渡したら終わりということではなく、入居後も住みよいマンションとして維持・進化させることで、資産としての価値を高く保ち、入居者の満足度を高めていくことに「経年優化」の意義があります。
知っておきたい「パークホームズ」基本情報まとめ
ここまで、パークホームズと三井不動産レジデンシャル(株)についてご紹介してきました。
ポイントは以下の通りです。
- パークホームズを展開・供給する三井不動産レジデンシャル(株)は三井不動産(株)の企画・開発の知見と品質、三井不動産リアルティ(株)の営業力と不動産コンサルティング力を引き継いで2005年に設立された
- 同社は、用地取得/企画開発/営業/アフターサービスまでを一貫して手掛け、居住者のニーズに合わせてマンション周辺の保育施設・商業施設・公園などの誘致を図るなど、先進的な住空間と街のあり方を提案し続けている
- 「パーク」シリーズ50周年となる2021年にブランドコンセプトを「Lifestyling × 経年優化 ~お客様の多様なライフステージに応え続け、時の深まりとともに潤うすまいとくらしづくり~」に定義するリブランディングが行われた
- パークホームズのコンセプトは「これまでも、これからも。これが都市型マンションのスタンダード。」で、耐熱・耐震・耐久性が向上し、住まう方の安心安全、建物の性能向上による環境負荷の低減を実現している。デザイン面では「グッドデザイン賞」を21年連続で受賞するなど、各方面から高い評価を得ている
- 三井不動産レジデンシャル(株)では「経年優化」を重視しており、入居後も住みよいマンションとして維持・進化させていくことで資産としての価値を高く保ち、入居者満足の向上を図っている