ライオンズマンションは、総合不動産会社の株式会社大京が展開するマンションブランドです。マンション購入を検討したことがある人であれば、大手ディベロッパー7社(新築分譲マンション国内シェアの3分の1を占める)による「メジャーセブン」という名前を見聞きしたことがあるかと思います。
この7社の中には、三井不動産レジデンシャル株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、東急不動産株式会社、野村不動産株式会社、東京建物株式会社、住友不動産株式会社などと共に株式会社大京も名を連ねています。
1968年に第一弾「ライオンズマンション赤坂」を販売してから50年間、ライオンズマンションは、数ある新築分譲マンションの中でもトップブランドの一つとして君臨し続けています。
この記事では、ライオンズマンションのこれまでの供給実績・戸数、ライオンズマンションシリーズの特徴や強みなどについて解説します。
株式会社大京企業情報
まずは、ライオンズマンションシリーズを展開する株式会社大京の企業情報をご紹介します。
企業情報
株式会社大京の企業情報は以下の通りです。
企業情報
設立 |
1960年7月1日 |
従業員数 |
697名(2019年12月31日時点) |
資本金 |
1億円 |
事業内容 |
不動産開発、不動産販売、都市開発 |
企業理念 |
Family First. |
出典:株式会社大京ホームページ
1960年7月に不動産の販売・仲介・管理業務を行う目的で東京都池袋に設立された「大京商事」が今日の大京の前身で、1968年にはライオンズマンションの第一弾「ライオンズマンション赤坂」の販売を開始します。
第一弾「ライオンズマンション赤坂」の供給に際しては、約1,000箇所の候補地の分析・検討するなど、ユーザー目線でマーケティングを徹底的に行った上で、赤坂での供給を決定したそうです。
なお、「ライオンズ」というネーミングは、社内外から公募されたもので、「強いだけでなく、家族を大切にする」ことでも知られるライオンのように、深い家族への愛を育んでほしいという願いを込めて命名されました。
その後、1987年に現在の株式会社大京に社名を改め、バブルの崩壊やリーマンショックなどの経済危機を幾度となく乗り越え、今日では、新築分譲マンションの供給数は全国累計供給戸数No.1となる約34万戸、売上高(連結)3,351億8,400万円(2018年3月期)を計上するなど、日本有数のマンションディベロッパーとしての地位を確立しています。
近年は、2013年に不動産サービス事業の展開に向けた業容拡大のために、新築マンション建設・分譲をはじめ、不動産関連の総合的なサービスを展開する穴吹工務店がグループ入りしました。
加えて、2019年には大手総合リース企業のオリックス株式会社が株式会社大京の全株式を取得し、完全子会社化するなど、時代に応じて形を変えながらも一貫して高品質な新築分譲マンションの供給を続けています。
ライオンズマンションについて
続いて、株式会社大京が展開するライオンズマンションについて解説していきます。
ライオンズマンションの強み
株式会社大京が長年培ってきた新築マンションの販売力・物件管理、技術力や先進性などはライオンズマンションが持つ固有の強みと言えるでしょう。
例えば、2013年に販売した「ライオンズ立川グランフォート」は、マンションで認定されることの少ない長期優良住宅に認定されました。
長期優良住宅は、耐震性・バリアフリー性・省エネルギー性などの厳しい基準を満たした長期にわたり住宅が良好な状態を保つために配慮を行っている住宅を指したもので、ライオンズマンションの技術力や先進性がいかに高いものであるかが分かります。
他にも、環境省が主催した「省エネ・照明デザインアワード」の2年連続受賞や、多数のプロジェクトがグッドデザイン賞に輝くなど、株式会社大京の供給するマンションは各方面から高い評価を得ています。
大京グループ全体の総合力
大京グループでは、「住」のぜんぶを考えるをコンセプトとし、居住者のライフステージに即した住まいのトータルサポートを行っています。
建物の管理は株式会社大京アステージが24時間365日有人管理を行い、マンション共用・専有部のいずれもセンターで監視・通報受付を行っています。
また、豊富な管理実績で培った管理組合の運営に関するノウハウを活かし、管理組合の運営業務(理事会運営・会計業務など)のサポートなども行っています。
他にも、建物の大規模修繕工事は株式会社大京穴吹建設、室内の点検やリフォームの相談などは株式会社大京というように、住まいに関するさまざまなお困りごとをグループ全体でフォローする体制が組まれています。
入居者向け会員制サービス
オーナー向けウェブサイト「くらしスクエア」では、入居までの手続きや工事の進捗、入居後のお知らせや暮らしの情報などを提供し、居住者の満足度向上を通じた長期居住やライオンズマンションブランドへのエンゲージメント向上を図っています。>他にも、暮らしや住まいのお役立ち情報、家族で活用できるアイデアなどを掲載した情報誌「くらしと」を発行するなど、web・紙などさまざまなメディアを通じて、オーナーとの関係性維持・向上のためのさまざまな取り組みを進めています。
まとめ
ここまで、ライオンズマンションのこれまでの供給実績・戸数、ライオンズマンションシリーズの特徴や強みなどについて解説しました。
ポイントは以下の通りです。
- ライオンズマンションは、総合不動産会社の株式会社大京が展開するマンションブランドで、全国累計供給戸数No.1となる約34万戸、売上高(連結)3,351億8,400万円(2018年3月期)を計上する日本有数のマンションブランド
- ライオンズマンションの強みは、株式会社大京が長年培ってきた新築マンションの販売力・物件管理、技術力や先進性などで、多方面から高い評価を受けている
- 大京グループでは、「住」のぜんぶを考えるをコンセプトとし、居住者のライフステージに即した住まいのトータルサポートができることも強みの一つ
- 入居者向け会員制サービスとして、ウェブサイトや情報誌を展開し、入居者および入居者あいだでのコミュニケーション促進を目的としたさまざまな取り組みを行っている
マイボイスコム株式会社(東京都千代田区)が2020年5月1日~5日に行った調査(回答数は1万310件)で知っているマンションブランドを聞いたところ(複数回答)、「ライオンズマンション」と回答した人が最も多く、回答率は5割に達しました。
知名度・信頼性が高いライオンズマンションですが、不動産の投資先として運用する場合は、同じく大京グループの株式会社大京穴吹不動産に相談するのが近道と言えるでしょう。
同社では、マンション経営における入居者募集活動、契約業務の代行、更新・退去業務の代行などを幅広くサポートしているほか、設備の修理費用を負担する「設備保証サービス」や、当該物件の売却を同社に委任した場合の「管理料キャッシュバックサービス」など、大手不動産仲介会社だからこそ可能なさまざまなサービスを展開しています。
不動産投資の成功には、信頼できる不動産会社との出会いが欠かせませんので、情報収集をしっかりした上で、不動産会社に問い合わせ・相談をしてみましょう。