クレストフォルムは、(株)ゴールドクレストが供給する分譲マンションのブランドです。同社は、東京圏に特化したマンション開発・分譲に強みを持つデベロッパーで、他にもホテル運営・ビル管理といった幅広い不動産事業を展開しています。
この記事では、クレストフォルムシリーズと(株)ゴールドクレスト、そして同社のマンション管理を主に担当するグループ企業の(株)ゴールドクレストコミュニティについてご紹介していきます。
(株)ゴールドクレストの企業情報
1992年に設立した同社は、翌年に東京都中央区銀座にて創業し、マンション販売代理業を開始。2000年には東証一部に上場、2003年には首都圏マンション供給戸数ランキング3位へと躍進するなど、破竹の勢いで成長を続けます。そんな同社の特徴は、製造・販売・管理を自社ですべて行う「自社一貫体制」にあります。
マンション用地の仕入れ、企画・販売からアフターサポートまでを一気通貫で自社展開することで、お客さまのニーズを的確に把握し、用地仕入れから商品企画にフィードバックすることを可能にしました。こうして生み出されたのは「クレストフォルム」シリーズを中心とした同社のマンションブランドです。
自然と寄り添う街づくりを行う「クレストシティ」、都心部の再開発エリアに展開する「クレストタワー」など、立地・ターゲットごとにさまざまなタイプのマンションブランドを保有しています。
この自社一貫体制によるお客さまのニーズを的確に反映したマンション企画・開発により、これまでに2万8,000戸を超える新築分譲マンションの供給実績を積み重ねています。
1社単独・日本最大級の街づくりの実現
東京23区・横浜・川崎エリアでマンション供給を行ってきた同社は、都心の高層タワーマンションや住宅と商業施設の一体開発などを通じて「街づくり」のノウハウと実績を積み重ねてきました。
そして、その集大成とも言えるのが、総計画戸数2,500戸超の大規模プロジェクト「クレストプライムレジデンス」です。
同プロジェクトは、単一事業主で日本最大級となるもので、「公園の中に街をつくる」という設計思想のもと、2,500世帯が住む街を創出します。JR横須賀線「新川崎」駅を中心に、63,000㎡を超える壮大なスケールの敷地にじっくりと時間をかけ、緑と多様な世代が集うコミュニティが育まれています。これほど大規模なプロジェクトを長期に渡って展開することを可能にしたのは、同社の強固な財務基盤です。
純資産1,200億円超、自己資本比率65%を超えるという資金力が社会に新しい価値を生み出す事業への挑戦を可能にしました。
こういった取り組みは消費者にも支持されており、新築マンション購入者がデベロッパーを評価する「SUUMO AWARD」では、首都圏部門「創造性・先進性部門」「ハイブランド部門」「品質と価格のバランス部門」で優秀賞を受賞しています。
「クレストフォルム」シリーズの特徴
(株)ゴールドクレストは「ハイグレードマンション」にこだわっており、それは各マンションブランドのコンセプトからも感じることができます。クレストフォルムシリーズは、1994年に自社分譲物件として販売を開始したもので、同社のマンションブランドの中でも最も長い歴史を有します。同社のメインブランドとして相応しい、品質の高さ・安全性を兼ね備え、永住型マンションに不可欠な仕様・設備を備えていることが特徴と言えるでしょう。
「ハイグレードマンション」への強いこだわりが、住まう方の「夢・満足・安心」を実現することができる、価値ある住まいづくりを実現しています。
クレストフォルムシリーズの管理
「クレストフォルム」シリーズを主に管理しているのは、ゴールドクレストのグループ企業の(株)ゴールドクレストコミュニティです。
同社は1999年に設立され、(株)ゴールドクレストが供給した物件を中心に、高いレベルと細やかな心配りによる設備の保守管理、防犯・防災を中心としたマンション管理業務を行っています。
社名 |
株式会社ゴールドクレストコミュニティ |
設立 |
1999年7月9日 |
資本金 |
110,000千円 |
従業員数 |
61名 ※2021年3月時点 |
本社所在地 |
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-12-2 樋口本店ビル5階 |
事業内容 |
分譲マンションの総合管理事業・警備事業・建物修繕工事事業・ビル管理事業 |
代表者 |
代表取締役 安川 秀俊 |
引用(株)ゴールドクレストコミュニティホームページ
「住まいに感動をつくる」ためのグループ内連携
ゴールドクレストグループのモットーの一つに「住まいに感動をつくる」というものがあります。お客さまファーストは最早当然で、居住者が感動する住まい・街づくりを目指したいという思いが込められています。
このモットーはアフターフォローにおいても同様で、(株)ゴールドクレストコミュニティを中心に、(株)ゴールドクレストや不動産仲介部門を担当する(株)ゴールドクレスト住宅販売と連携したトータルサポートを実現。
入居者のライフステージの変化に伴う、所有するマンションを売りたい・貸したいといった多様な不動産ニーズに対する最適な提案を行うことで、お客さまの満足度向上を図っています。
ゴールドクレストコミュニティ 管理の5つの柱
同社が行うマンション管理業務は、主に5つの業務内容に分類することができます。
- 事務管理業務(管理組合・理事会のサポート業務)
- 建物・設備維持修繕
- 管理員・清掃業務
- 設備保守・警備
- 遠隔監視・緊急対応
これらの業務で高い品質のサービスを提供するために、同社では管理員研修プログラムを実施しています。
研修では、上記5つの業務内容に関する基礎知識の習得はもとより、災害時対応といった、イレギュラーな業務内容にも問題なく対応するための研修を実施。
社内での研修だけでなく、担当者が現場に赴いて、それぞれの物件に合わせた研修を行うなど、基本と実践を重視した研修を行うことで、管理員の管理力向上を図っています。
まとめ
ここまで、クレストフォルムシリーズと(株)ゴールドクレスト、そして同社のマンション管理を主に担当するグループ企業の(株)ゴールドクレストコミュニティについてご紹介してきました。
ポイントを以下にまとめます。
- クレストフォルムは、東京圏に特化したマンション開発・分譲に強みを持つデベロッパーの(株)ゴールドクレストが供給する分譲マンションブランド。
- 同社の特徴は、製造・販売・管理を自社ですべて行う「自社一貫体制」にあり、お客さまのニーズを的確に反映したマンション企画・開発によって、供給実績を積み重ねてきた。
- クレストフォルムシリーズは、同社のメインブランドとして1994年に自社分譲物件として販売を開始したもので、品質の高さ・安全性を兼ね備え、永住型マンションに不可欠な仕様・設備を備えていることが特徴。
- 「クレストフォルム」シリーズを主に管理しているのは、ゴールドクレストのグループ企業の(株)ゴールドクレストコミュニティ。同社は基本と実践を重視した研修に注力し、マンション管理業務の質の維持・向上を図っている。