プラウドは、野村不動産株式会社が主に高級住宅地で供給しているマンションブランドで、低層〜高層・大規模・タワーマンションなど幅広くラインナップしています。
野村不動産(株)が属する野村不動産ホールディングス株式会社は、分譲マンションを中心とした住宅事業を中心にオフィスビルや商業施設などの幅広い開発を行う総合不動産会社で、不動産業界で5番目の規模を誇るディベロッパーです。
そんな野村不動産(株)の顔とも言える「プラウド」シリーズは、分譲マンションで人気が高いブランドで、マイボイスコムが実施した「マンションのブランドに関するアンケート調査」(調査時期:2019年5月)で堂々1位を獲得しています。
この記事では、プラウドと野村不動産(株)についてご紹介していきます。
野村不動産(株)の企業情報
プラウドを展開・供給する野村不動産(株)の企業情報をご紹介します。
商号 |
野村不動産株式会社(Nomura Real Estate Development Co., Ltd.) |
設立 |
1957年4月15日 |
資本金 |
20億円(2021年4月1日現在) |
代表者 |
代表取締役社長 松尾 大作 |
本店所在地 |
東京都新宿区西新宿1丁目26番2号 |
売上高 |
3,873億3,800万円(2021年3月期) |
従業員数 |
2,088名(2021年4月1日現在) |
事業内容 |
マンション分譲事業
戸建分譲事業
投資・開発事業
ビルディング事業
建築・設計事業
資産運用事業 など |
引用野村不動産(株)ホームページ
野村不動産(株)は1957年に野村證券(株)から分離独立し、ビルの賃貸管理事業を主業務として不動産事業を開始します。
1961年には「鎌倉梶原山住宅地」の開発でディベロッパーとしての事業展開を開始し、総合不動産会社としての第一歩を踏み出します。
同社は住宅の他にも都市開発・再開発・資産運用・企業の不動産コンサルティングなどの事業を展開し、建物や空間の創造を通じて街づくりを行い、それらの価値を最大化させる総合不動産会社(ディベロッパー)として成長してきました。
今日では住宅事業はもとより、賃貸オフィスなどのオフィス事業、都市型商業施設「GEMS」の展開、物流施設の取得・開発・リーシング、CRE戦略支援といった企業向け不動産サービスなど、不動産に関連する幅広いフィールドで多様な事業展開を行っています。
プラウドの特徴
マンションブランドとしてのプラウドが誕生したのは2002年です。同社における住宅の統一商品・サービスブランドとして「PROUD」と命名され、翌2003年にはブランド第一号の「プラウド久我山」が発売となりました。
そのため、マンションの場合は「プラウド+地名」「プラウドシティ+地名」、タワーマンションであれば「プラウドタワー+地名」などと呼ばれます。
一方、一戸建ての場合は「プランドシーズン」、賃貸であれば「プラウドフラット」と名付けられており、物件種別毎に異なっています。
プラウドには「住まう方、創る者、そして地域の人々までもが「誇り」と感じられる住まい」という想いがブランドコンセプトに込められており、高いデザイン性と機能性で人気があります。
特にデザイン面では、優れたデザインを与えられる「グッドデザイン賞」を19年連続で受賞しており、各方面から高い評価を得ています。
2020年はプラウド上原フォレストの「日本初ハイブリッド型リノベーションとしての既存ストック再生計画」や、プラウド港北センター北のファサードデザインなどの10プロジェクトが受賞しています。
「製販管一体型」モデル
プラウドが他のマンションブランドと異なる点は、マンションの用地仕入れ・製造(建築)・販売・管理を一体化する「製販管一体型」モデルを採用している点にあります。
製販管は一般的に別会社が担当するといったケースも多いのですが、そういった場合、販売担当者は建築や管理の詳細については把握していないといったケースも散見されます。
同社ではこれまでの長きにわたる住まいづくりの知識と経験から、住宅基本性能を確保するための設計をまとめた「集合住宅設計基準」、具体的な製造方法を記載した「重合住宅マニュアル」を制作しています。
こういったマニュアルを元に、品質管理担当の技術者が施工状況の確認を行っており、安心安全を形にするための努力を徹底しています。
「製販管一体型」のメリットとしては、お客様からのご意見やご要望をダイレクトに伺うことができ、それらを商品開発・設計・管理・販売・アフターサービスなどの検証と改善に活用することができる点も挙げられます。
製品・サービスを常に高い水準でキープするためのこういった仕組み作りが、プラウドの信頼・人気の高さを支えており、安心安全の面で顧客満足度を高めていると言えるでしょう。
野村不動産グループ全体で入居者サポート
プラウドが提供する価値の一つに野村不動産グループによる入居後の住まいサポートがあります。
住まいのアフターサービス(修繕や長期保証など)はもとより、ライフステージの変化による住まいの売却・賃借・リフォームのご相談、日々の暮らしを豊かにする「会員限定の特典サービス」など多種多様なサービスを展開しています。
野村不動産グループカスタマークラブ
野村不動産グループカスタマークラブとは、野村不動産グループ3社(野村不動産、野村不動産ソリューションズ株式会社、野村不動産パートナーズ)のいずれかで取引があった顧客が入会費・年会費無料で加入することができる会員組織です。
契約・引渡し・入居以降の暮らしの中でおこる疑問や課題に対する解決などのサポートを中心に対応しています。
ホームページでは、住まいにまつわるお役立ち情報からイベント・セミナーのご招待、会員特典・優待サービスなどの情報を提供しています。より快適な暮らし・住まい方をサポートしてくれるサービスを展開することで、入居者満足の向上に努めています。
知っておきたい「プラウド」基本情報まとめ
ここまで、プラウドと野村不動産(株)についてご紹介してきました。
ポイントは以下の通りです。
- プラウドを供給する野村不動産(株)は、同社は住宅の他にも都市開発・再開発・資産運用・企業の不動産コンサルティングなどを行う総合不動産会社(ディベロッパー)で、不動産業界で5番目の規模を誇る
- マンションブランドとしての「プラウド」は、同社における住宅の統一商品・サービスブランドとして2002年に命名され「住まう方、創る者、そして地域の人々までもが「誇り」と感じられる住まい」という想いがブランドコンセプトに込められている
- プラウドはデザイン性と機能性の高さで高い人気を誇っており、「グッドデザイン賞」を19年連続で受賞するなど、各方面で高い評価を得ている
- プラウドは「製販管一体型」モデルを採用して他社との差異化を図っており、品質管理からサービス・顧客対応に至るまで高いレベルで維持する仕組みによって、「プラウド」の高い人気が支えられている
- プラウド入居後は、野村不動産グループが一体となって暮らしのサポートを対応。住まいのアフターサービスから不動産活用、会員限定の特典サービスなど、多種多様なサービスを提供し、顧客満足の向上に注力している