「レーベン」は、(株)タカラレーベンが供給する新築マンションブランドです。同社は分譲マンションを中心に、ホテル事業、不動産賃貸・管理・流通事業、発電事業、海外事業などを幅広く展開する不動産総合デベロッパーとして知られています。ちなみに「レーベン」という言葉には、ドイツ語の「Leben(人生)」を由来に、同社の住まいづくりの姿勢「住まう方々の人生まで考え抜く」が込められています。
この記事では、「レーベン」シリーズと(株)タカラレーベン、同グループのマンション管理部門を担う(株)レーベンコミュニティについてご紹介していきます。
(株)タカラレーベンの企業情報
(株)タカラレーベンの会社概要は以下の通りです。
社名 |
株式会社タカラレーベン Takara Leben Co.,Ltd. |
本店所在地 |
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-2 鉃鋼ビルディング16階 |
設立 |
1972年9月 |
資本金 |
4,819百万円 |
売上高 |
148,397百万円(2021年3月期連結実績) |
代表者 |
代表取締役 島田 和一 |
従業員数 |
365名(男:292名/女:73名)(2021年3月31日時点) |
主な事業内容 |
自社ブランドマンション「レーベン」・「ネベル」シリーズ及び、一戸建新築分譲住宅の企画・開発・並びに販売、発電事業、ホテル事業、建替・再開発事業、海外での不動産販売事業 他 |
引用(株)タカラレーベンホームページ
同社の前身となる(株)宝工務店は1972年9月に東京都板橋区で設立されました。
自社分譲マンションとしてのレーベンは、1994年の「レーベンハイム」シリーズに始まり、東京都・埼玉県を中心に供給を進めていきます。2000年には現在の「タカラレーベン」に商号を変更し、物件の供給エリアも一都三県を中心とした広域での展開に拡大。
2010年代以降は再開発事業への参画が増加し、郊外での戸建て分譲なども手掛けるなど、不動産総合デベロッパーとしての地歩を固めていきます。その一方で、建物の建設に向かない土地や遊休地等にソーラーパネルを敷設する「メガソーラー」による発電事業を展開するなど、不動産事業以外の領域にもチャレンジしています。
「レーベン」シリーズとは?
レーベンシリーズは(株)タカラレーベンが1994年から展開している自社分譲マンションシリーズのメインブランドです。物件ごとにターゲットとなる属性のライフスタイルやライフステージに合わせたブランディングを行っています。
以下にその一例を示します。
- レーベンハイム(ファミリー向けマンション)
- レーベンリヴァーレ(デザイナーズマンション)
- レーベンスクエア(大規模マンション)
- レーベンシティオ(都市型コンパクトマンション)
- レーベンプラッツ(戸建て・注文住宅)
- レーベンリゾシア(リゾートマンション)
この他にも、マンションのクオリティにこだわり、ハイグレードな住まいを実現した「THE LEBEN」、シングル・DINKS向けの都市型コンパクトマンション「NEBEL」などのブランドも展開しています。
同社が掲げるマンション/住まいづくりのこだわり
同社の住まいづくりは「幸せを考える。幸せをつくる」を理念として掲げています。
これは、「誰もが無理なく安心して購入できる理想の住まい」を「高品質で購入しやすい価格」で提供することを目指すもので、そのための販売・施工体制の整備に努めています。
その一つが、自社開発・自社施工といった製販一貫体制の確立です。これにより、住まいの品質を担保しつつ、徹底したマージンカットを同時に実現しました。
もう一つが、施工中における検査の実施です。公的検査だけでなく、社内検査も実施することで、厳重な管理体制による品質管理が徹底されています。
こういった同社のこだわり・取り組みによって、北海道から九州まで全国の消費者に支持されるマンション・住まいづくりが行われています。
その結果、マンションの累計供給戸数(2021年3月末時点の実績)は、首都圏での383棟・24,760戸を中心に、全国で512棟、34,871戸を積み重ねています。
レーベンシリーズの管理
レーベンシリーズの管理は、(株)タカラレーベンのグループ企業の(株)レーベンコミュニティが主に担当しています。
同社は、マンションの通常管理業務を行う「マンション管理企画事業」の他に、建物・内装のリフォーム・リノベーション事業、資産管理・運用事業、保険事業などを展開。
マンション入居者の利便性を高める各種事業展開を行うことで、暮らしと住まいの価値向上をサポートしています。中でも同社のマンション管理業務の特徴は、独自のマンション管理システム“SQMS®”にあります。
これは、国際品質基準【ISO9001】をベースに、長年の管理事業におけるトライ&エラーとそのフィードバックを積み重ねたことで生み出されたオリジナルの管理ノウハウです。入居者の声や各種調査・報告資料などを元にして、現場も含めて全社が一体となって改善を行い、サービス品質のレベル向上に努めたことで実現しました。
“SQMS®”によって担当者が代わっても提供するサービスの品質基準が維持されるため、マンションの総合管理業務から修繕工事業務において、入居者の満足度の維持・向上につながっています。
“SQMS®”も含めた同社の管理業務における各種取り組みが評価され、マンション管理業界専門紙「マンション管理新聞」の「管理会社受託戸数ランキング」(2021年5月)では、増加率1位の管理会社としてランキングされています。
まとめ
ここまで、「レーベン」シリーズと(株)タカラレーベン、同グループのマンション管理部門を担う(株)レーベンコミュニティについてご紹介してきました。
ポイントを以下にまとめます。
- 「レーベン」は、(株)タカラレーベンが供給するマンションブランド。ドイツ語の「Leben(人生)」を由来として「住まう方々の人生まで考え抜く」をコンセプトに事業を展開している
- レーベンシリーズは1994年に供給を開始し、物件ごとにターゲットとなる入居者の属性、ライフスタイルやライフステージに合わせたブランディングを行っている
- 同社の住まいは「無理なく安心して」「高品質で購入しやすい価格」購入できることを重視している
- これらを実現するために、自社開発・自社施工などの一貫体制を確立し、住まいの品質を担保と徹底したマージンカット、そして施工中の検査による品質管理を徹底している
- レーベンシリーズの管理は、(株)タカラレーベンのグループ企業の(株)レーベンコミュニティが主に担当している
- 同社は独自のマンション管理システム“SQMS®”を採用。これにより、担当者が代わっても提供するサービスの品質基準が維持されるため、入居者の満足度の維持・向上を実現
- マンション管理新聞の「管理会社受託戸数ランキング」(2021年5月)で、増加率1位の管理会社としてランキングされるなど、その管理実績が高い評価を受けている