不動産投資TOKYOリスタイル

特許取得

不動産投資を投資家目線でアドバイス
東京23区・駅近・低価格帯

超絶!営業トークの罠~その1 家賃保証に潜む真実~

現在、あなたは、不動産営業マンについて、どのような印象をお持ちでしょうか?トークが上手い、頭が切れるといったイメージが、一般的にはあるかと思いますが、彼らはある意味、“役者”でもあります。

マイナス要素として見えることすら、さも大して問題ではないかのように、身振り手振りで、言葉をまくし立て、お客様の購入意欲を高め、時にはそのまま押し切って、契約締結をさせます。そのゴールを勝ち取ることこそ、彼らの仕事ですので、男性のお客様には女性を、女性のお客様には男性をというように、場を和ませ、コミュニケーションを円滑にするため、自分以外にも異性のスタッフを同行させるなど、ありとあらゆる手法を駆使して、攻め込んできます。

その営業トークに乗るかどうかは、お客様次第ですが、最終的な購入理由を「高利回りだから」などという表面的な判断にせず、その物件をしっかりと自分の目で見極め、当初の投資目的がブレないよう、本質をしっかり掴んでおいてください

仮に、購入後、「もっと調べてから、購入すればよかった…」と後悔しても、悲しいかな、販売会社による買い戻しはほとんど行っていないのです。ここでは、いくつかの事例と共に、営業マンと接するうえで、注意していただきたいことについて、じっくり解説していきます。


まず、こちらをご覧ください。

築年数 30年
販売価格 1,000万円
自己資金 100万円
家賃 8.3万円
利回り 10%

あなたが、この物件を購入したとします。自己資金も少なく済んで、利回りも10%と高め。一見すると、かなりの好物件にみえますが、ふたを開けてみたら、実は、現空(現状空室)であり、家賃収入がない状態での引き渡しだったのです。

となった場合、その後、何が起きるかお分かりでしょうか?

もし、銀行から融資を受けている場合には、ローン返済を家賃収入で相殺できないため、支出からのスタート、つまり、運用は、マイナスからの出発となります。

「なんだ、話が違うじゃないか?」と腹立たしく思う方もいれば、「初っぱなから、出ていくお金ばかりで、どうしよう?」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。

そんな時、売買契約を結んだ不動産業者が、「当社が販売したお客様には、特別に家賃保証(サブリース)させていただきます」と提案してきたら、あなたならどうするでしょうか?

※「家賃保証(サブリース)」とは、その購入した物件を不動産会社が借り、第三者の入居者がいなくても、同社から、毎月決まった金額が振り込まれるというシステムです。


手数料は、業者や物件によってもさまざまですが、家賃の10〜15%、あるいは、定額制で1万円などが最も多いケースです。スタート時から、出費がかさんでしまっては、当初、予定していた投資予算をオーバーしてしまう恐れがあります。まさに、“助けに船”とはこのことでしょう。


しかし、問題はここからです。下記をご覧ください。

<マイソク表記>
※マイソクとは、物件の概要、地図、間取り図などをまとめた物件資料のことです。
[A] 販売価格 1,000万円
[B] 家賃 8.3万円
[C] 利回り :10%

[A] 1,000万円 × [C] 10% = [D] 年間家賃収入 100万円
[D] 100万円 ÷ 12ヶ月 = [B] 8.3万円

<実際>
[A] 販売価格 1,000万円
[B] 家賃 8.3万円
[E] 家賃保証手数料 1万円
[F] 管理費 1万円
[G] 修繕積立金 1万円

[B] 8.3万円 - [E] 1万円 - [F] 1万円 - [G] 1万円 = [H] 手取家賃収入 5.3万円
[H] 5.3万円 × 12ヶ月 = [I] 年間家賃収入 63.6万円
[I] 63.6万円 ÷ [A] 1,000万円 = 実質利回り 6%

※小数点以下切捨て

ひとつずつ、ご説明していきましょう。

当初、マイソクに表記されていた「利回り10%」というのは、あくまで、想定利回り(83,000円の家賃で入居者が付いていることを想定した利回り)でしかないことが、一目瞭然ですね。

家賃保証(サブリース)の手数料が、1万円だった場合、オーナーであるあなたの手取り家賃は、管理費、修繕積立金など、毎月の必要経費を差し引くと、当初の83,000円から53,000円となり、実際の利回りは6%です。

物件の状態などにもよりますが、予期せぬ出費として、修繕費用などが加算される場合があります。すると、実際の利回りは、さらに下がるということになります。

さて、この実情を知って、いかがでしょうか?

「いい物件を購入できましたね」、「家賃保証であれば、空室の問題もなく、安定して運用していけますよ」などと、営業マンにフォローの言葉をかけられた日には、家賃収入がない現空(現状空室)での引き渡しに憤慨したことさえ、忘れてしまっていたかもしれません。

中には、「本当に、親身になって尽くしてくれる会社だ」、「ここで買って良かった」と思う方もいるでしょうが、よくよく見てみると、実際に購入したのは、利回り6%の方であって、当初、手にしたはずの利回り10%の物件ではなかったのです。

不動産業者としては、想定利回りとして10%と表記したのであって、嘘をついているわけではありませんが、これは、まぎれもなく“お客様を呼び込むための罠”です。なぜなら、本当は、6%であることを分かったうえで行っているからです。

今回の事例のように、マイソクに記載のされている物件が、実在しているならまだ良い方で、中には、いわゆる「おとり物件」と言って、そもそも存在しない物件や、すでに成約しているにもかかわらず、反響が良かったので、継続して広告に掲載しているといったケースもあります。

問い合わせた場合、ほとんどの会社は、それを糸口として、「他にも、こんな類似物件がありますよ」と、さまざまに紹介してくるでしょう。ある程度選定したエリアや価格帯など、すでに自分で付けた目星があって、それをもとに、他の情報を求めて、問い合わせする分には良いのですが、そうでない上記のような場合は、口車に乗せられないように、十分な注意しなくてはなりません。

はてブ 送る Pocket
電子書籍13冊39800円相当が今なら無料

会員登録後にマイページトップから
すぐにお読みいただけます。

会員登録してダウンロード(無料)

経験豊富なコンサルタントが
投資家目線で課題をヒアリングし、
中立の観点でアドバイスを行います。

不動産投資で成功するためのアドバイスですので、お客様のご状況によっては不動産投資をあきらめていただくようおすすめする場合もございます。あらかじめご了承ください。

初回面談でQUOカード10,000円分をもれなくプレゼント お申し込みはこちら
あなたが選んだ物件を プロの目利きで数値化! MIKATAイズムとは