パークハウスは、三菱地所レジデンス(株)が供給するマンションブランドです。同社は、住宅デベロッパーとして国内マンション供給事業を中心に、中古マンションリノベーションや海外事業などを展開しています。
「暮らしに、いつも新しいよろこびを」を経営ビジョンに、顧客の声に耳を傾けつつ新たな価値を提供し続ける同社は、全国でもトップクラスの供給実績を誇っています。
この記事では、「パークハウス」シリーズと三菱地所レジデンス(株)、三菱地所グループでマンション管理を担当する三菱地所コミュニティ(株)についてご紹介していきます。
三菱地所レジデンス(株)の企業情報
三菱地所レジデンス(株)の会社概要は以下の通りです。
商号 |
三菱地所レジデンス株式会社
MITSUBISHI ESTATE RESIDENCE CO.,LTD. |
本社 |
東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ |
設立 |
1957年6月1日 |
従業員数 |
1,094名(2021年3月31日現在) |
主な事業内容 |
不動産の開発、不動産の販売、不動産の賃貸借 |
資本金 |
15,000百万円(2020年3月31日現在) |
引用三菱地所レジデンス(株)ホームページ
三菱地所レジデンス(株)は、2011年に藤和不動産(株)・三菱地所(株)/三菱地所リアルエステートサービス(株)の住宅事業の統合によって誕生しました。
それまでは三菱地所(株)がパークハウスシリーズを展開しており、1969年の「赤坂パークハウス」を皮切りに、都心部の高額物件を中心に供給していました。
一方の藤和不動産(株)は主に郊外エリアで一次取得層をメインターゲットとしたマンションブランド「ベリスタ」を展開。
これらを統合して誕生した三菱地所レジデンス(株)は、それぞれのブランドを「ザ・パークハウス」に統一し、「一生ものに、住む」のブランドコンセプトを掲げて多数のマンションを供給しています。また2017年には、日本国内で最高階数となる「ザ・パークハウス西新宿タワー60」を竣工するなど、日本を代表するマンションデベロッパーとして各地にシンボリックな物件を供給し続けています。
パークハウスシリーズの特徴
パークハウスシリーズの特徴は、用地取得・計画・設計・販売・アフターサービスまでを同社内で一貫して行う「製販一体」を推進している点にあります。
「製販一体」においては、価値を最大化させるためにその土地・立地の魅力を発見・創造し、物件訴求においてそれらを住まう方に共感していただいた上で購入していただくというプロセスを重視しています。これが末永く愛される住まいづくりを行っている同社にとって、欠かせないアプローチと言えるでしょう。
こういった取り組みが実を結び、2020年のグッドデザイン賞を受賞によって17年連続受賞を果たすなど、高い評価を受けています。
さらに同ブランドは、メインとなる「ザ・パークハウス」に加えて、最高級の仕様と都心部の厳選立地に展開する「ザ・パークハウスグラン」、都心の至便な立地にコンパクトタイプの住戸を配した「ザ・パークハウスアーバンス」等のサブブランドも展開しています。
パークハウスシリーズの管理
パークハウスシリーズの管理を主に行うのは、三菱地所グループの三菱地所コミュニティ(株)です。1989年に三菱地所住宅販売(株)の分譲住宅管理専門会社として、同社の全額出資で設立された(株)ダイヤコミュニティーが前身となります。
2011年には、三菱地所(株)と藤和ハウス(株)の住宅事業の統合に伴い、その管理部門を三菱地所コミュニティ(株)に商号変更し、現在に至っています。
同社は、マンション総合管理事業・ビル総合管理事業・リニューアル事業(建物診断、修繕計画立案など)・関連事業(不動産仲介、損害保険・生命保険代理店業務など)を中心に事業を展開。
長年の実績とさまざまな施設の管理経験で培われた管理サービスの豊富なノウハウによる充実したサービスに定評があり、同社は全国の管理会社でも有数の334,074戸の管理実績を誇ります。
引用一般社団法人 マンション管理業協会ホームページ
■三菱地所コミュニティ(株)管理実績
三菱地所コミュニティの管理の特徴とは?
マンションのトレンドは大きな変革期を迎えており、これまでの「住み替え」前提の住まい方から「長く住み続ける」住まい方へと変化しています。そのため同社のマンション管理のアプローチも通常の建物管理業務だけでなく、入居者満足を高めることで、長く住まい続けていただける環境づくりに注力しています。
ここでは、2つのポイントに分けて特徴をご紹介します。
①マンションの「総合管理サービス」
同社のマンション管理は、管理組合の運営サポート・建物設備の保守保全・清掃管理といった通常の管理業務はもとより、資産としての不動産のコンサルティングまで行うことで入居者をバックアップしています。
これは、「製販一体」を掲げる三菱地所グループが力を結集するからこそなし得ることと言えるでしょう。資産としての不動産の維持・向上を目的とし、不動産のプロの目線で売却・賃借・リフォームなどについて、総合的なコンサルティングを行っています。
居住空間としての不動産から、資産としての不動産までを多様なサービスでバックアップすることで、入居者が末永く愛着を持って住まうことのできる環境づくりに注力しています。
②お客様向け会員サービス「三菱地所レジデンスクラブ」
三菱地所レジデンスクラブは三菱地所グループのお客様向け会員サービスで、入会費・年会費無料で利用することができます。
同会は、お客様の住まいの相談窓口、各種セミナーやイベントのご案内、お得なキャンペーンの紹介など、お客様とのコミュニケーションを通じて、同社の住まいをより快適に住まう環境のサポートを行っています。
まとめ
ここまで、「パークハウス」シリーズと三菱地所レジデンス(株)、三菱地所グループでマンション管理を担当する三菱地所コミュニティ(株)についてご紹介してきました。
ポイントを以下にまとめます。
- パークハウスシリーズを供給する三菱地所レジデンス(株)は、2011年に藤和不動産(株)・三菱地所(株)/三菱地所リアルエステートサービス(株)の住宅事業を統合によって誕生した
- 三菱地所(株)が展開する都心部の高額物件を中心に供給してた「パークハウス」、藤和不動産(株)が主に郊外エリアで展開する「ベリスタ」を統合し、それぞれのブランドを「ザ・パークハウス」に統一した
- パークハウスシリーズの特徴は、用地取得・計画・設計・販売・アフターサービスまでを同社内で一貫して行う「製販一体」にあり、そのサービス品質の高さは各方面から高い評価を得ている
- パークハウスシリーズの管理を主に担当しているのは、三菱地所グループの三菱地所コミュニティ(株)で、全国でも有数の334,074戸の管理実績を持つ
- 同社の管理は、建物管理に加えて、資産価値の維持や向上を目的とした不動産のコンサルティング、入居者のコミュニティ形成のサポートなど、入居者が末永く愛着を持って住まうことのできる環境づくりを目指す「総合管理サービス」に特徴がある