目黒区は住みやすさが魅力の街!不動産投資する3つのメリットと2つの注意点を徹底解説
- 更新:
- 2024/05/09

東京都目黒区は多くの住民から住みやすさを評価されている魅力ある街です。区民の満足度が非常に高く、ほとんどの人が「目黒区に住み続けたい」と感じています。今回は、そんな目黒区の5つの魅力を詳しく見ていきましょう。
また目黒区は人口増加の傾向も続いており、不動産投資をするエリアとしても高評価です。そこで、実際に多くの投資家の皆さんに不動産投資のご提案をしている当社の目線から、目黒区に不動産投資する3つのメリットと2つの注意点を解説します。「どこの物件に投資すれば成功するだろう……」と悩み続けている人は、この記事を参考にしてみてください。
目黒区の魅力5選
目黒区の主な魅力は下記の5つです。
- 4路線が通り都内主要駅へ乗り換えなしで行ける
- 目黒駅前施設だけで完結するほど買い物の利便性が高い
- 治安が良く安心して住める
- 目黒川沿いを中心に自然環境も充実
- 待機児童ゼロで子育て世帯も住みやすい
圧倒的な利便性の高さや治安の良さが、目黒区に多くの人が集まる理由です。詳しく見ていきましょう。
魅力①:4路線が通り都内主要駅へ乗り換えなしで行ける
目黒区には下記4つの路線が通っており、都内主要駅へのアクセスは抜群です。
- JR山手線
- 東急目黒線
- 東京メトロ南北線
- 都営地下鉄三田線
東京の主要都市を結ぶ環状線「JR山手線」が通っていることから、東京23区内なら「行きたいときにどこでも行ける」といっても過言ではありません。山手線を利用した場合の、目黒駅から主要駅への所要時間は下記のとおりとなっています。
駅名 | 乗り換え回数 | 所要時間 |
---|---|---|
渋谷駅 | 0 | 5分 |
品川駅 | 0 | 7分 |
原宿駅 | 0 | 7分 |
新宿駅 | 0 | 12分 |
池袋駅 | 0 | 17分 |
東京駅 | 0 | 20分 |
普段の生活が山手線で完結する人なら、乗り換え不要で通勤・通学のストレスを感じることはほとんどないでしょう。なお一度東急東横線への乗り換えは必要なものの、東急目黒線を使えば横浜駅の方面へ行くことも可能です。
魅力②:目黒駅前施設だけで完結するほど買い物の利便性が高い
目黒駅には駅直結のショッピングセンター「アトレ目黒」があり、ここだけでも食料品・日用品や衣料が揃います。アトレ目黒にはレストランやホームセンターも入っているため、ほぼすべてのショッピングが完結するほど利便性が高い、といっても過言ではありません。
同じく駅直結のスーパー「プレッセ目黒店」は24:00までの営業で、遅い残業帰りのサラリーマンも気軽に立ち寄れます。区内には全体的に22:00以降の深夜まで営業しているスーパーが多いため、「行きたいときにスーパーが空いていない」と悩まずに済むでしょう。
駅前以外のエリアにも、目黒区北部の目黒川沿いにある「中目黒駅前商店街」など、多くのお店が連なる商店街が多くあります。区内どのエリアに住んでも、買い物に不便しないこと間違いなしです。
魅力③:治安が良く安心して住める
目黒区は犯罪率が東京23区ではかなり低めで、治安が良く安心して住める街としても知られています。下記は令和5年度における東京23区の犯罪数ランキングを一部抜粋したものですが、目黒区は犯罪の少なさが第3位となっています。
順位 | 区名 | 犯罪数 |
---|---|---|
第1位 | 文京区 | 1,104 |
第2位 | 荒川区 | 1,326 |
第3位 | 目黒区 | 1,346 |
第22位 | 世田谷区 | 4,084 |
第23位 | 新宿区 | 5,537 |
参照令和5年区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数(XLSXファイル)
都内にはよくある繁華街のようなエリアも目黒区にはほとんどないため、夜でも比較的不安なく街を歩けるでしょう。こうした治安の良さから、目黒区は一人暮らしの女性やファミリー層からも人気です。
魅力④:目黒川沿いを中心に自然環境も充実
目黒区は「目黒川」沿いのエリアを中心に木々が多く植えられており、自然環境も充実しています。目黒川沿いを歩いているだけで、ゆったりとしたひと時を過ごせるでしょう。
ただし川沿い以外はチラホラと公園がある程度で、そこまで自然が多いとはいえません。「自然との共存」を楽しみたい人は、目黒川付近のエリアに住んだほうが良いでしょう。
魅力⑤:待機児童ゼロで子育て世帯も住みやすい
目黒区は待機児童がゼロで推移しており、小さな子供をもつ子育て世帯も安心して住みやすい街です。保育所等入所待機児童数をみると、令和元年には79人の待機児童がいたものの、令和2年以降は完全にゼロを保ち続けている状態となっています。
待機児童が急激に減ったのは、令和2年以降に認可保育園の定員が大幅に増加したためです。令和元年度の5,795人だった定員数は、令和2年度に6,886人まで増加しました。令和5年度には7,382人とさらに増加しています。現在は待機児童問題が解消されており、目黒区に住めば安心して子供を預けながら仕事に専念できるでしょう。
目黒区のおすすめスポット3選
目黒区のおすすめスポットを3つ、写真付きで紹介します。
- 目黒川
- 目黒天空庭園
- カトリック碑文谷教会
ぜひ現地の雰囲気をチェックしてみてください。
目黒川:東京有数の花見スポットとしても有名
目黒川は世田谷区・目黒区・品川区を流れて東京湾へと繋がっている河川です。川沿いの歩道には約1kmにわたって桜が植えられており、この桜並木が東京有数の花見スポットとなっています。
3月下旬~4月上旬に開催される「中目黒桜まつり」のシーズンには屋台が並び、現地でビールやおつまみを調達しながら楽しめるのもポイント。まつりの期間中、夜間は桜がライトアップされ、さらに幻想的な雰囲気を醸し出します。「ただの川」と侮れないここ目黒川で、ぜひ一度はお花見を楽しんでみましょう。
目黒天空庭園:その姿はまさに「天空庭園」
目黒天空庭園は、首都高速道路の「大橋ジャンクション」屋上部を緑地化した大型公園です。上空から撮った写真を見ると、その姿はまさに「天空庭園」。高速道路が織り成したとは思えない、美しい緑の楕円形が確認できます。
写真だけ見ると荘厳な雰囲気も感じられますが、庭園内には誰でも立ち入ることが可能です。普通の公園のように犬の散歩をしたり(※)、子どもが駆けまわったりできるようなスペースも用意されています。晴れた日には展望デッキから富士山も一望できるので、時間のある時にぜひ立ち寄ってみてください。
※犬の散歩は施設への犬の事前登録が必要です。カトリック碑文谷教会:著名人の結婚式でも有名
カトリック碑文谷教会は、1954年に建立された歴史あるカトリック東京教区の教会です。1985年に歌手の松田聖子さんが、ここカトリック碑文谷教会で結婚式を挙げたことから高い知名度を得るようになりました。
まるでヨーロッパの田舎町にいるかのような雰囲気を感じさせる教会の外観が、通り掛かる多くの人の目を引きます。開催は年によりますが、クリスマスの時期に見られる美しいイルミネーションと建物のコントラストも必見です。
目黒区に不動産投資する3つのメリット
利便性の高さや治安の良さなどを理由に多くの人が集まる目黒区は、不動産投資でも高い収益性が見込めます。目黒区に不動産投資するメリットは下記の3つです。
- 人口増加傾向で家賃相場のアップが見込める
- 移住による空室発生のリスクが低め
- 自由が丘の再開発で地価大幅上昇の可能性あり
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット①:人口増加傾向で家賃相場のアップが見込める
目黒区は人口増加傾向が続いており、将来的な家賃相場アップによる高収益を望めるのがメリットです。下図のとおり平成7年以降、目黒区の人口は増加の傾向を見せています。
「モノの値段」は主に需要と供給のバランスによって変動しますが、これは家賃相場も同じ。人口が増えて需要が伸びれば、家賃相場も高くなっていきます。少子高齢化が進む現代において、これからも100%人口が増え続けると断言はできないものの、地方からの転入も多い目黒であれば安定した高い家賃収入に期待できるでしょう。
メリット②:移住による空室発生のリスクが低め
目黒区は区民の満足度が非常に高く、移住による空室発生のリスクが低いといえます。下表は目黒区の主導で行われた「令和2年度目黒区世論調査」の結果の一部です。「ずっと住んでいたい」「当分の間は住んでいたい」と回答した区民がなんと94%にのぼり、目黒区に住み続けたい人が圧倒的に多いことが分かりました。
回答 | 割合 |
---|---|
ずっと住んでいたい | 50.8% |
当分の間は住んでいたい | 43.2% |
あまり住んでいたくない | 2.2% |
できれば引っ越したい | 3.1% |
無回答 | 0.8% |
参照目黒区「第46回目黒区世論調査の結果から(令和2年度)」
もちろん転勤などの理由で、やむを得ず移住しなければならないケースは考えられます。しかし、区民の満足度が高くほとんどの人が住み続けたいと考える目黒区なら、「長期間の空室で収益が得られなくなった」という最悪のケースが発生するリスクは極小で済むでしょう。
メリット③:自由が丘の再開発で地価大幅上昇の可能性あり
目黒区南西部にある「自由が丘」の駅前エリアでは、令和8年度の竣工予定で「自由が丘1丁目29番地区第1種市街地再開発事業」が進行中です。
かつて「住みたい街ランキング」上位の常連でもあった自由が丘は、建物の老朽化などが原因で徐々に存在感を失い、現在はランキング圏外となってしまいました。ここに地下3階・地上15階からなる中規模の新築ビルを建設し、駅前のイメージを大きく変えることで「自由が丘に魅力を感じなくなってしまった人」や「初めて自由が丘に来る人」にも自由が丘の魅力を感じてもらおう、というのが再開発のひとつの狙いです。
令和6年2月の時点で、本再開発事業は「あらかた解体が終わった」ところまで進行しています。徐々に基礎工事が進められており、本格的な建物の建設や道路の整備が始まっていくでしょう。一般に再開発の前後では地価が大幅に変動するため、今のうちに自由が丘周辺に不動産投資しておけば地価上昇の恩恵を受けられるかもしれません。
目黒区で不動産投資をする際の注意点2つ
非常にメリットの多い目黒区への不動産投資ですが、下記2つの注意点も押さえておいてください。
- 自由が丘駅・学芸大学駅周辺など治安が心配なエリアあり
- 祐天寺・大岡山1丁目エリアは「地震の地域危険度レベル4」
それぞれ詳しく解説します。
注意点①:自由が丘駅・学芸大学駅周辺など治安が心配なエリアあり
目黒区は治安が良く安心して住めることで有名です。しかし「自由が丘駅」「学芸大学駅」の周辺など、一部犯罪数が多く治安が悪めのエリアもあります。こうしたエリアで子育て世帯向けや女性の一人暮らし向けの物件を選んでしまうと、なんらかのトラブルで退去されるリスクがあり、空室が頻繁に発生してしまうかもしれません。
ただし、こうした自由が丘駅・学芸大学駅周辺などのエリアでは、治安・防犯へのニーズに応えて強固なセキュリティ設備を取り付けることで周りの物件と差別化できる可能性があります。
当社ではこのような差別化提案も含め、さまざまな視点から不動産投資のサポートが可能です。もちろん物件選びからサポートいたしますので、どの物件を選ぶべきか、どのように運用していくべきかで悩んだらお気軽に当社の無料相談をご利用ください。
注意点②:祐天寺・大岡山1丁目エリアは「地震の地域危険度レベル4」
東京都都市整備局の「東京都不燃化ポータルサイト」では、都内各区のエリアごと(町丁目ごと)に「地震に関する地域危険度の測定調査結果」を公開しています。5段階評価でランクが「1」に近いほど低リスク、「5」に近いほど高リスクです。
目黒区の測定調査結果をみると、ほとんどのエリアがランク1~2となっており、非常に地震のリスクが低いことが分かりました。一方で「祐天寺・大岡山1丁目」だけはランク4となっているため、他のエリアよりもリスクが高くなっています。
参考東京都不燃化ポータルサイト「地震に関する地域危険度測定調査」
「危険度が高いから絶対に不動産投資すべきでない」というわけではありませんが、地震により多額の修繕費用が発生するリスクが他のエリアより高いのは確かです。直近30年間で発生する可能性が高いとされる「首都直下型地震」も考慮し、地震保険にしっかり入っておくなどの対策をしましょう。
まとめ
目黒区は東京23区内ほぼ全域へのアクセス性の良さや、周囲の区と比較した際の治安の良さなどが魅力。都内へ通勤する単身サラリーマンから人気があるのはもちろん、待機児童が5年間ゼロで推移していることから、子育て世帯からも注目されています。
人口増加が続き区民の満足度が非常に高い目黒区は、安定した家賃収入が見込めることから不動産投資にもおすすめです。自由が丘駅前の再開発なども進行しており、将来的な地価上昇にも期待できるでしょう。
当社では目黒区をはじめ、東京23区内で5,000件以上の物件を紹介可能です。当サイトに会員登録いただければ、非公開の優良物件情報も紹介できます。過度な勧誘はいたしませんので、不動産投資の物件選びで悩んでいる人は、一度当サイトへの無料会員登録をお試しください。

この記事の執筆: 及川颯
プロフィール:不動産・副業・IT・買取など、幅広いジャンルを得意とする専業Webライター。大谷翔平と同じ岩手県奥州市出身。累計900本以上の執筆実績を誇り、大手クラウドソーシングサイトでは契約金額で個人ライターTOPを記録するなど、著しい活躍を見せる大人気ライター。元IT企業の営業マンという経歴から来るユーザー目線の執筆力と、綿密なリサーチ力に定評がある。保有資格はMOS Specialist、ビジネス英語検定など。
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