【不動産投資】難波駅の魅力とは?エリアの特徴や周辺施設まで徹底解説!
- 更新:
- 2023/02/01

読者の皆さんは、不動産投資のエリアを選定するうえで大阪府を検討したことはありますでしょうか。大阪と聞くと「観光地で賑やかそう」「東京と比べると家賃が少し安い」など、様々な印象をお持ちではないかと思いますが、大阪には競争優位性が高く、不動産投資に適している注目の街が複数存在します。
また、不動産投資戦略を考えるうえで、所有物件を複数地域に分けることは災害等のリスクを分散させることに繋がるため、投資先として関西圏を視野に入れることは、ポートフォリオの拡充という観点からも非常に重要なポイントと言えるでしょう。
筆者自身も多くのお客様と接する中で、大阪の投資用不動産の購入を検討しているお客様から、お問い合わせをいただくことが度々あり、関西圏の物件やエリアの特徴についてより多くの方に知っていただく必要性を強く感じています。
そこで本記事では、関西圏で投資先として人気のエリアである大阪市難波エリアにスポットを当て、その魅力についてご紹介します。難波は利便性が高く、人口が増加しているエリアで、「SUUMO住みたい街ランキング2022 関西版」では第4位となりました。賃貸ニーズも十分に見込まれるため、投資先として検討に値するエリアであると言えるでしょう。
記事内で具体的に難波の交通アクセスや利便性、街の魅力について解説していきますので、定量的な面だけでなく、入居者目線でどれだけ生活しやすいか、住みたいと思えるエリアかといった、イメージを持っていただけますと幸いです。
概要
まずは難波(なんば)エリアの概要について触れておきましょう。難波は大阪府大阪市中央区・浪速区に広がる繁華街の一つです。大阪では代表的な繁華街を総称として「キタ」と「ミナミ」と呼んでおり、難波は「ミナミ」と呼ばれるエリアに含まれます。
一方「キタ」は大阪中心部のターミナル駅である大阪駅や梅田駅がある大阪市北区周辺のエリアを指しており、どちらも江戸時代から続く、賑わいを見せる街です。地下鉄なんば駅がある中央区は人口11万人程の街で、再開発が進み、タワーマンションの建設が続いたこともあって、現在も人口が増加しています。
難波エリアの魅力
では難波エリアの魅力はどのようなところにあるのでしょうか。それは、端的に表すと「交通アクセスの良さ」と「利便性の高さ」です。詳しく解説していきましょう。
魅力①:交通アクセスの良さ
難波エリアの魅力の1つは交通アクセスの良さです。難波駅は御堂筋線、四つ橋線、千日前線、南海本線、南海高野線、近鉄難波線、阪神なんば線、関西本線と多くの路線が乗り入れており、梅田へは御堂筋線で9分、天王寺へは御堂筋線で7分、関西空港までは南海線から空港特急ラピートが運行されており、最短38分で行くことが可能です。
下図からわかるように線路によって乗り場が離れている駅もありますが、例えばJR難波駅から南海難波駅までは徒歩10分程度のため、難波エリアのどの方面に住んでも上記すべての線路を利用可能と言えるでしょう。
オフィス街や空港へアクセスしやすい点は大変利便性が高く、資産価値も下がりにくいエリアと言えます。
魅力②:利便性の高さ
魅力の2つ目は利便性の高さです。交通アクセスが良いことに加えて、この利便性の高さこそが、難波エリアの魅力を大きく引き上げていると言えます。この付近は商業施設が充実しており、さらに深夜まで営業しているお店が多く、住みやすいエリアです。こちらについて次項で詳しく説明していきます。
商業施設の充実
前述の通り、難波エリアは商業施設が充実しています。駅前には高島屋やマルイ、なんばCITY、なんばパークスなどの大型商業施設が並んでおり、さらに2018年には、大型複合施設であるなんばスカイオもオープンしました。
なんばスカイオは南海難波駅直結の地上30階の高層ビルで、2階から6階までが日常生活を彩る個性豊かな専門店が集まる「なんばスカイオShops & Restaurants」となっており、健康関連のショップなどが入っています。これだけの施設があれば買い物に困ることはないでしょう。
深夜まで営業しているお店が多い
さらに、深夜まで営業しているお店が多いところも大変便利です。難波駅周辺はライフや成城石井など深夜まで営業しているスーパーが多く、駅から10分ほど歩くと24時間営業のスーパーに行くことできます。スーパーに限らず、飲食店も遅くまで営業している店が多いため、仕事で夜遅くなっても買い物や食事を済ますことができるのは大変助かりますよね。また、遅い時間まで営業している店が多いからこそ、夜道が明るいところも防犯面を考えると利点と言えます。
難波エリア各駅の特徴
ここまで難波エリアの魅力についてお伝えしてきましたが、実は難波駅は、路線によって複数の「難波駅」が存在します。それぞれ徒歩圏内ではありますが、同じエリアの中でも、どの駅に近いかによって若干雰囲気が異なります。それによって、住む人々のライフスタイルや賃貸ニーズも変わってくるため、これをしっかりと把握し、投資するにあたって事前にしっかりと調査を行っておくことは、空室リスクの低減のみならず、購入した不動産の将来的な資産価値の増加にも繋げることが可能となります。さっそく路線ごとに詳しく見ていきましょう。
地下鉄なんば駅
まずは地下鉄なんば駅について解説します。地下鉄なんば駅は「深夜まで賑やかなお店が多い」や「活気あふれる若者の街」という特徴があります。1つずつ解説します。
特徴①:深夜まで賑やかなお店が多い
地下鉄なんば駅周辺はお店の種類が豊富で、毎日夜まで多くの人で賑わっていることが特徴です。駅周辺には新しい建物が多いですが、少し離れて路地に入るとチェーン店などの飲食店が多く、古い建物も多く残っています。また、なんば駅の北側に行くと、心斎橋やグリコの看板で有名な道頓堀が近く、土日は特に観光客で溢れています。
特徴②:活気あふれる若者の街
さらに、なんば駅周辺は若者の街としても活気づいています。道頓堀の西側には古着などのアパレルショップや飲食店、雑貨屋が多く立ち並ぶアメリカ村があり、トレンドに敏感な10~20代の若者で溢れています。食べ歩きできるお店が多く、営業時間も早いところで10時から営業しているお店もあるため、観光や買い物、デートを楽しむ若者で1日中賑わっています。
昼間から深夜まで賑やかな街のため、音や治安が心配な方は次に解説するJR難波駅側が良いでしょう。
JR難波駅
次にJR難波駅周辺について見ていきましょう。JR難波駅周辺の特徴として、「再開発が行われたきれいな街並み」と「おしゃれなお店が多い」の2点があげられます。
引用GoogleMapより
特徴①:再開発が行われたきれいな街並み
難波エリアの西側にあたるJR難波駅付近は再開発が行われたきれいな街並みが特徴で、地下鉄なんば駅方面と比較すると、落ち着いた雰囲気で比較的治安は良い方と言えます。
また、ファミリータイプのマンションが多く、休日になると多くのファミリーが近くの公園を訪れます。利便性を求める中でも比較的静かな環境で生活したい人はJR難波駅側が良いでしょう。
特徴②:おしゃれなお店が多い
JR難波駅北側の堀江は家具の街として知られ、老舗の家具屋が多く並んでいましたが、今はセレクトショップやブランドショップ、素敵なカフェなどが並び、感度の高い人たちが訪れるおしゃれなエリアです。「オレンジ・ストリート」の愛称で知られる通りがとくに賑わっており、歩いているだけでワクワクしてくる通りとなっています。
南海難波駅
最後に南海難波駅周辺についてご紹介します。南海難波駅はまさに「大型商業施設が並ぶエリア」です。
特徴:大型商業施設が並ぶエリア
南海難波駅周辺には高島屋やマルイ、なんばパークス、なんばCITYなどの大型商業施設がいくつもあり、人通りが絶えません。駅から立ち並ぶ商業施設を超えたところに住居エリアがあるため、少々駅から離れることが考えられますが、車や人の通りが非常に多く、街灯も多いため女性一人でも安心のエリアです。
難波の人気スポット
ここまで難波エリアの魅力や各駅の特徴について述べてきましたが、ここからは難波エリアの人気スポットについてご紹介していきます。
スポット①:なんばパークス
1つ目にご紹介するのはなんばパークスです。なんばパークスは南海難波駅直結の複合施設で、かつての大阪球場の跡地に建設されました。テナントの種類はファッション、インテリア、キッズエリアなど幅広く、飲食店も様々なお店が入っているため、若者もファミリー層でも、老若男女が楽しめる施設となっています。
また、「緑との共存」をコンセプトに掲げ、辺りを散策しながら緑を楽しむことができる癒しスポットとしても景観を彩ってきました。さらに、冬はイルミネーションスポットとしても大変人気が高く、1年中多くの人で賑わっています。
参考なんばパークス
スポット②:なんばグランド花月
続いて、なんばグランド花月をご紹介します。なんばグランド花月は南海難波駅と、地下鉄なんば駅と日本橋駅に囲まれた千日前地区にある、吉本興業直営の劇場です。日本で有名な吉本新喜劇は、毎日ここで公演されます。ミナミの文化を代表する施設の一つです。
スポット③:道頓堀
3つ目にご紹介するのは道頓堀です。道頓堀とは、難波駅の北側を流れる道頓堀川の南岸沿いに連なる繁華街で、たこ焼き・お好み焼きなどの飲食店やお土産店が多く、さまざまなジャンルの店が道頓堀通りの北側に軒を連ねています。
参考道頓堀商店会
グリコサインやかに道楽本店、くいだおれ太郎など、インパクト大の看板を備えた店舗は大阪を訪れたことがない方でも一度はテレビなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。地元の方だけでなく観光客も多く訪れるエリアのため、一年中賑わいを見せています。
スポット④:大阪松竹座
4つ目に紹介するのは大阪松竹座です。大阪松竹座は、1923年に関西初の洋式劇場として道頓堀に誕生した歴史ある劇場で、道頓堀にある歌舞伎や歌劇、松竹新喜劇、さらにジャニーズの公演まで、幅広いジャンルの興行をおこなっています。
正面の大アーチは創建時から現在まで残っているネオ・ルネッサンス様式の建築で、その重厚感漂う様相は圧巻です。館内には売店もあり、歌舞伎関連グッズなどが販売されており、お土産にもぴったりです。
まとめ
本記事では、大阪府の中でも難波エリアにスポットを当て、交通アクセスや駅周辺の利便性、住むにあたっての魅力について解説をしました。
不動産投資においてエリアの選定が重要であることは自明であり、ニーズの高まりが期待できるエリアに投資することが重要です。本記事を通して、近年注目を集める難波エリアの魅力が少しでも伝われば幸いです。
難波の街の具体的な資産価値や、大阪のその他のエリアのことでも、気になることがございましたら、是非当社コンサルタントまでお問い合わせください。