【2024年最新】不動産投資はやめとけ?専門家が語る理由とリスクや成功率
- 更新:
- 2024/10/29
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不動産投資を検討されている方や、既に投資用物件を購入したことのある方の中には、「不動産投資はやめた方がいいんじゃない?」「なんか怖いから、やめとけ」と、知り合いや家族から言われたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際、これまで私がお会いしたお客様の中にも、本人は始めたいと思っているのに、ご家族や奥さんに反対されて断念した、という方も何名か見てきました。
確かに、不動産投資は金額も大きく、借入という手法によって自己資金にレバレッジをかけていく投資体系ですから、一見すると「怖い」といったマイナスなイメージがあるのかもしれません。一方で、不動産投資はしっかりとリスクを理解し対策を打つことで、かなりのリスクを軽減することが可能でもあります。
そこで本記事では、まず身内や知人・友人から「不動産投資はやめとけ」と言われた方に向けて、怖いと思われている理由をひとつずつ解説します。あわせて利回りや成功率などの「不動産投資の実情」や、やめておいた方が良い人、向いている人についても見ていきましょう。この記事を読めば自分が不動産投資をやるべきか、そして成功のために何をすれば良いかが分かります。
- 目次
- 「不動産投資はやめとけ」と言われる5つの理由やリスク
- 不動産投資の利回りや成功率は?投資としての指標をチェック
- 不動産投資をやめておいた方が良い人の特徴
- 不動産投資に向いている人
- 【初心者必見】不動産投資の成功率を高める5つのコツ
- 不動産投資の成功事例と失敗事例
- 奥様から「不動産投資はやめとけ」と言われていた会社員Aさんの場合
- まとめ
「不動産投資はやめとけ」と言われる5つの理由やリスク
それでは、なぜ不動産投資をやったことの無い方の中に「やめた方が良い」という考えを持っている方がいるのかについて、解説をしていきたいと思います。
不動産投資に反対する理由としては、大きく以下の理由が考えられます。
- 借金が怖い
- 思ったより利益が出ない
- 空室になるのが怖い
- 営業マンへの不信感
- サラリーマンをカモにすることを狙った不動産会社がいる
理由①:借金が怖い
不動産投資に反対する最大の理由の一つに「借金をするのが怖い」という意見があります。確かに、住宅ローンを除いてこれだけの金額を借入することはほとんどの場合ないですし、なにか問題が起きたら自分の給料だけで賄えない、破産するのではないか、という気持ちも充分分かります。
しかし、ここでまず結論から言うと、「やり方さえ間違えなければ、借入は怖いものでは無い」ということ。ネットやニュースで話題になる不動産投資の失敗した人の多くは、身の丈に合わない無茶な投資をしてしまったのが原因です。一方で、自身の年収や自己資金に見合ったローン計画であれば、基本的には破産など、最悪のケースに陥ることは無いと言っても良いでしょう。
さらに、投資用不動産の場合「自分が住んでいないからこそ」メリットを享受できるのです。自身が購入した物件に住んでいても、一円たりともお金が入ってくることはありません。逆に、その物件を誰かに貸している場合には、毎月入ってくる家賃でローンの返済をする訳です。言い換えれば、「自分の代わりに入居者がローンを支払ってくれる」ということになります。
このように、自身の年収や自己資金に見合ったローン計画は非常に堅実で、さらにローンは入居者が払ってくれている訳ですから、それほど怖いものではないということは理解して頂ければと思います。
参考不動産投資の強み?レバレッジのメリットとデメリットとは?
理由②:思ったより利益が出ない
不動産投資を知らない方が反対する理由の2つ目として、「思ったより利益が出ないから」という点が挙げられます。
例えば区分マンションの場合、フルローンで融資を組んだ場合の毎月の収支は+5,000円~10,000円くらい出ればかなり良い方です。なにしろ、自己資金をほとんど使っていないので、毎月の返済額が大きくなるのは当然かと思います。
しかしながら、この「利益が出ない」という意見は、不動産投資に反対する理由としては非常に根拠が薄いと言っても差し支えありません。というのも、そもそも不動産投資とは「今、目の前の大きな利益」を得るためではなく、「数十年後の不労所得」を得るための投資手法なのです。
もし今すぐに利益が欲しいのであれば、株式やFXなど、よりハイリスクな投資を行うべきでしょう。不動産投資はよく「ミドルリスクミドルリターン」と言われますが、その言葉の表す通り、リスクをなるべく抑えることが可能です。
低いリスクで毎月若干の利益を出しながら、数十年後に不労所得を得る、というのが不動産投資の最大の特徴であり、メリットなのです。
理由③:空室になるのが怖い
不動産投資に反対する人の中で、この空室リスクを懸念する方はかなり多いです。確かに、不動産投資を行っていくうえで最も分かりやすい失敗というのは「空室が埋まらない」ということにあるでしょう。
しかし理由②でも書いた通り、やり方さえ間違えなければ不動産投資はそれほどリスクが高いわけではありません。目の前の収支に気を取られ、地方の駅からかなり外れた場所にある物件などを掴んでしまうと、やはり空室リスクに悩まされることとなるでしょう。
一方で、東京23区の駅近物件など、確固たる賃貸ニーズのあるエリアの物件であれば、ずっと空室が続くということはほとんどないと言っても過言ではないでしょう。実際に当社で管理している物件であっても、入居者が退去する前の事前募集の段階で、複数申し込みが入ることもよくあるほどです。
このように、不動産投資はエリアと物件さえ間違えなければ、空室リスクは恐れるに足らないということは理解していただけるかと思います。
理由④:営業マンへの不信感
不動産投資を怖いと感じる方の中には、営業マンへの漠然とした不安や不信感を抱いている方もいると思います。
過去には営業マンがお客さんの自宅に無理やり乗り込んで、契約をするまで帰らず、恫喝した、といったニュースも一時話題になりました。そこまで酷いケースは減ってきたにせよ、まだまだ営業マンに対する不信感のようなものは、あるのかも知れません。
目の前の営業マンが信頼できるに足る存在であるか、については、やはり会話の中で見抜いていく必要があるでしょう。例えば、不動産に関する業界の話や、マンションの相場など、細かい質問をいくつかしてみてください。真摯に向き合って答えようとする営業マンであれば、仕事にも責任を持って取り組んでくれるはずです。
一方で、笑いでごまかしたり、面倒くさそうな素振りをする営業マンであれば、当然のことながら信頼性に欠けると言えるでしょう。
弊社では、投資用不動産を熟知した投資コンサルタントが、中立な立場から皆さんの不動産投資にアドバイスをさせて頂いております。不動産のことで相談できる人がいない、という方は、お気軽に当社へお問い合わせ下さい。
理由⑤:サラリーマンをカモにすることを狙った不動産会社がいる
最近、明らかにサラリーマンをカモにすることを狙った不動産会社の営業が増えています。主に「今は毎月大きく損をするけど、ローンを払い終わったら家賃収入がまるごと手に入る」という営業トークを用いたものです。
たしかに「ローンを払い終わったら家賃収入がまるごと手に入る」こと自体は、完全に嘘ではありません。しかし「それまでに損をした分を回収できるのはいつ?」と考えると、ご自身が亡くなって相続をした後、というケースも少なくないのです。こうした不動産会社は不動産投資を「投資」の枠組みから外れた、いわば「保険」としてアピールしています。
しかし不動産投資はあくまで「投資」ですから、毎月のキャッシュフローが少しでも黒字になるようシミュレーションし、元手を増やすことを目指すのが当たり前のやり方です。「カモにされない不動産投資のやり方」を知っておけば、世間にイメージされている「損をする不動産投資」をはじめてしまうリスクは大きく下がるでしょう。
不動産投資の利回りや成功率は?投資としての指標をチェック
「やめとけ」と言われることが多い不動産投資。実際のところ、利回りや成功率の目安はどの程度なのでしょうか?投資としての指標を見ていきましょう。
不動産投資の利回り(中古ワンルームマンションの場合):3~5%
不動産投資のもっとも一般的なスタイルである「中古ワンルームマンション」の場合、利回りの目安は3~5%です。この利回りの目安は、収入から諸経費などを差し引いた「実質利回り」。つまり、およそ20~35年ほどで投資額を回収できることになります。
一見、この3~5%の利回りは低いように見えるかもしれません。しかし、不動産は自由なタイミングで売却できる一面をもちます。仮にローンを返済しきったタイミングで売却を選択すれば、その時の売却金額はまるごと利益になるわけです(※)。
※不動産所得に対する税金はかかります。また中古ワンルームマンションは資産価値が下がりづらいため、完済前に売却しても多くのケースでローンの残債をペイできます。つまり、トータルで損をする確率は非常に低いです。
不動産投資の成功率:50%前後
不動産投資の成功率は、一般的に50%前後と言われています。つまり、2件に1件は成功する計算です。反対にいえば2件に1件は失敗するので、この数字だけを見ると「不動産投資はやめとけ」の意見にも納得できるでしょう。
ただし、これは「成功」をどう定義するかによって変わってきます。単に「物件を買ってから手放すまでの収支がトータルで黒字になる」ことを成功とするなら、成功率は70~80%以上になるといっても過言ではありません。反対に「5年以内に100万円儲かる」など短期的な視点で成功を定義するなら、失敗する確率は格段に上がってしまいます。
「ボロ空き家投資」など一部の特殊なスタイルで行った場合を除き、残念ながら不動産投資は株やFXのように「短期間で爆益が得られる」可能性がある投資手法ではないでしょう。しかし「比較的低いリスクで、長期的に利益を得る」面では非常に優れています。徐々に物件を増やして規模を拡大すれば、本業を超える収入を得ることも不可能ではありません。
不動産投資をやめておいた方が良い人の特徴
不動産投資が「やめとけ」と言われるのは借金をすることへの不安感であったり、空室リスクへの過度な恐怖などがその理由でした。しかし一方で本当に「やめておいた方がいい」人がいるのも事実です。そこで本章では、不動産投資をやめるべき人の特徴について見ていきましょう。
やめた方が良い人の特徴①:年収や借り入れ状況などの属性情報が弱い
不動産投資を行うにあたって、その方の属性というのは非常に重要になってきます。属性というのは、例えば年収であったり、勤務先や勤続年数、自己資金や借入状況などがありますが、あまりにもこれらの属性情報が弱い場合には、銀行からの融資付けが難しく、結果として金利が高くなったり、融資期間が短くなったりといったリスクが出てきます。
特に盲点になりやすいのが勤続年数で、時々お客様の中にも「転職をして年収が上がったので、不動産投資を始めようと思った」という理由でお問い合わせくださる方々もいらっしゃるのですが、基本的に銀行は、最低でも1~2年程度の勤続年数がないと、融資承認を出してくれません。
年収が上がる転職前であればすぐに融資を引くことができたのに、転職をしたために、今後数年間は不動産投資が始められなくなってしまった、という方は少なからずいらっしゃるのです。
ですから、勤続年数など、ご自身の属性情報をしっかりと顧みて頂き、あまりにも属性が弱い場合には「一旦やめておく」という選択をした方が賢い場合もあるのです。
やめた方が良い人の特徴②:不動産投資への理解が足りない
不動産投資自体の仕組みやメリットを理解できていないにも関わらず、営業マンからのプレッシャーによって購入を検討してしまっているような場合、ほぼ間違いなく「やめた方がいい」 ケースに該当するでしょう。
このように言うと「不動産投資のことを知らないのに、投資を始めてしまう人なんているの?」と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、不動産業界でお客様と接していると、過去にこのようなパターンで購入をしてしまい、後悔している不動産オーナーは驚くほど多くいるのです。ではそもそも、なぜ良くわからないのに購入をしてしまうのでしょうか。
その主な理由は、悪徳営業マンに起因するものがほとんどだと思います。彼らは、「みんな買っているから」「今日買わないと後悔します」といったワードを連発するとともに、「こんなに説明してもらったのに、買わないなんて気まずい」という顧客の罪悪感を巧みに刺激し、ほとんど騙すような形で無理やり購入させてしまう訳です。
もちろん一番悪質なのはこの不動産会社であるわけですが、不動産投資のことをよく知らないままに契約をしてしまう顧客にも、問題はあることは事実です。ですから、不動産投資のことをよく理解できていないまま購入を検討している方は、「やめておいたいい人」に当てはまると言えるでしょう。
不動産投資に向いている人
続いて、不動産投資に向いている人の特徴も紹介していきます。あてはまる方は、不動産投資で最終的に得をする可能性が高い方です。3つの特徴を見ていきましょう。
向いている人①:年収が高いサラリーマン
年収が高いサラリーマンは、物件を購入することによる節税効果が高く、不動産投資に向いています。ここでいう「年収が高い」とは、一般に所得税の税率が大きく上がる「年収1,200万円」がひとつの目安です。
というのも、不動産投資のひとつのメリットとして「減価償却による所得の圧縮」があります。減価償却とは、物件金額に対して一定の割合を毎年損失として計上すること。「1年でこのくらい価値が下がる」という推測値により、「実際にお金を出すわけではない損失額」が計上できます。
年収が多いサラリーマンは多くの物件をもち、この減価償却による損失を大きくすることが可能です。この損失は給与所得と合算して計算されるため、本業の所得にかかる税金が大幅に減る、という仕組みとなっています。
大きなインパクトが出るのは「年収1,200万円以上」が目安となりますが、それ以下の年収の方でも節税効果を得ることは可能です。目安として年収500万円以上なら不動産投資をはじめられるので、興味のある方は当社の不動産投資コンサルタントへお気軽に無料でご相談ください。向いている人②:忙しくて株やFXに手を出せない経営者
「投資をして資産を増やしたいけど、忙しすぎて相場を常にチェックしないといけない株やFXに手を出すのは難しい……」とお悩みの経営者にも不動産投資をおすすめします。なぜなら、物件の管理や入居者募集などの賃貸管理を不動産会社に任せることで、不動産投資はほとんど手間なく行えるからです。
実際に手間のかかる作業といえば、年に1度の確定申告のみ。とはいえ経営者の場合は毎年確定申告を行っているはずですから、不動産関連の記載が増えた程度で大きな手間にはなりません。時間のない経営者にとって、不動産投資は非常に適した投資手法といえます。
向いている人③:生命保険をかけていない人
現在、生命保険をかけていない人は、不動産投資をはじめる価値が大いにあります。というのも、不動産投資は「団信(団体信用生命保険)」の仕組みを用いることで、生命保険としての効果が得られるためです。
団信とは、ローンの契約者が死亡または重度の障害を負ってはたらけなくなってしまった場合に、残債の返済を免除してくれる仕組みのこと。もし自分に何かあった場合、配偶者や子どもに「ローンの返済はナシ、毎月家賃収入が得られて将来は売却もできる物件」を残せます。
不動産投資は毎月の収支を黒字にして運用することも十分に可能です。そのため、毎月家計に負担をかける生命保険よりも、むしろ保険としての効果が高いという見方もできるでしょう。
当社では専門の不動産投資コンサルタントが、生命保険と不動産投資の保険としての効果を比較してお伝えできます。気になる方は無料相談をご活用ください。
【初心者必見】不動産投資の成功率を高める5つのコツ
不動産投資の成功率は「50%前後」といわれています。しかし、これから紹介する5つのコツを押さえておくことで、不動産投資の成功率は6割、7割と上がっていくでしょう。「絶対に失敗したくない」という方はしっかりご確認ください。
節税?資産形成?不動産投資の目的をしっかり決める
不動産投資を始める前に、まず自分の目的を明確にすることが重要です。「不動産投資はやめとけ」と言われる理由の一つに、目的が不明確なまま始めてしまうことがあります。主な不動産投資の目的の例は下記のとおりです。
- 長期的な資産形成
- 節税対策
- 毎月の手取り増
- インフレヘッジ
- 老後の安定収入確保
例えば、節税が主目的であれば、減価償却を最大限活用できるような中古ワンルームマンションを選ぶことをおすすめします。中古ワンルームマンションは、新築に比べて1年あたりの減価償却額が非常に大きくなるからです。
一方、長期的な資産形成が目的であれば、立地の良い中古物件をリノベーションして価値を上げていく戦略も考えられます。
このように、目的によって最適な投資戦略は異なります。自分の目的に合ったスタイルを決めることが成功への第一歩となるでしょう。
「すべては物件で決まる」は過言ではない!物件選びを慎重に行う
不動産投資の成否を左右する最大の要因は物件選びです。「不動産投資はやめとけ」と言われる背景には、安易な物件選択による失敗事例が多いことがあります。物件選びで重視すべきポイントは下記の通りです。
- 立地(駅からの距離、周辺環境)
- 将来性(再開発計画、人口推移)
- 収益性(想定家賃、経費率)
- 建物の品質と築年数
- 管理のしやすさ
なによりも重視すべきは「立地」と「将来性」です。駅から遠い、周囲に買い物できるスーパーがないなどの物件は、利便性が低いことから入居者がなかなか集まりません。つまり、空室により家賃収入が0になるリスクが高いといえます。
また物件のエリアに将来性がなければ、同じく空室のリスクが高まったり、資産価値が落ちて売却時に得られるお金が少なくなったりします。再開発の計画や人口の推移などの情報をチェックし、将来も安定した家賃収入が得られるか、資産価値を維持できるかシミュレーションしてみましょう。
「リスク0」は不可能!空室などのリスクを前提にシミュレーションする
不動産投資には必ずリスクが伴います。リスクを完全に排除した、100%成功する不動産投資をすることはできません。特に、運用に大きな影響を与え得る下記のリスクは考慮しておきましょう。
- 空室リスク
- 家賃下落リスク
- 金利上昇リスク
- 修繕・メンテナンスコストの増加リスク
これらのリスクを前提に、詳細なシミュレーションを行うことが重要です。たとえば「年間の空室率を10%」と仮定し、その分の家賃収入が得られなくても資金繰りが成り立つか検証します。
また、「〇年後に家賃が10%下がった」「金利が1%上がった」などのケースも考慮し、長期的な視点で投資計画を立てることが大切です。さまざまなリスクシミュレーションをしたうえで黒字になると判断できれば、その投資の成功率はグンと上がるでしょう。
自分の知識だけでは難しい!信頼できる専門家のアドバイスを受ける
不動産投資をはじめること自体は難しくありません。しかし、実際に物件の運用シミュレーションを行うには、ローンや税金などの細かい知識が必要になります。もちろん電子書籍やセミナーなどを活用して知識を得ることも可能ですが、忙しいサラリーマンや経営者であれば限界があるでしょう。
そこで、信頼できる専門家を見つけて、定期的にアドバイスを受けるのがおすすめです。まずはお近くの投資物件を取り扱う不動産会社をあたって、親身にアドバイスをしてくれそうな先を探してみてはいかがでしょうか。
なお、もちろん当社でも熟練の不動産投資コンサルタントが、基礎知識から応用的な運用テクニックに至るまで、さまざまなアドバイスを行うことが可能です。あくまで皆さんの目線に立ってアドバイスをするので、リスクやデメリットを隠すようなことはいたしません。もしご興味いただけましたら、お気軽に無料相談をお試しください。
「失敗事例」は宝の山!過去の投資家の経験を活かして取り組む
不動産投資の成功率を上げるために、先人の「失敗事例」をチェックしておくことが大切です。「失敗事例をひたすら避ける」ことで、当然「失敗しない確率」が大きく上がります。
このあと、不動産投資の成功事例と失敗事例を詳しく解説しています。失敗したくない方はチェックして、失敗事例と同じ道を辿らないよう肝に銘じましょう。
不動産投資の成功事例と失敗事例
不動産投資の成功事例と失敗事例をそれぞれ紹介します。
成功事例
不動産投資の成功事例は下記のとおりです。
- 都市部の立地が良い中古ワンルームマンションを選んだことで、空室のない安定した家賃収入と将来の売却益を得られた
- 減価償却を狙って複数物件を保有することで、本業の所得を大幅に圧縮し家賃収入以上の節税効果が得られた
- 団信の仕組みを活かし生命保険の代わりとして運用しつつ、毎月の手取りを増やせた
成功のポイントは「投資の目的をハッキリさせ、慎重に物件を選ぶ」こと。たとえば安定した家賃収入を得たいなら、賃貸需要が高く利回りも高めになりやすい、都市部の中古ワンルームマンションを選ぶのがおすすめです。
上記も参考にしつつ、自分に合った不動産投資のスタイルを見つけましょう。
失敗事例
不動産投資の失敗事例は下記のとおりです。
- 頭金なしの変動金利フルローンで複数の物件を購入し、金利が上がって返済が困難になった
- 家賃保証制度「サブリース」をつけたものの、保証会社による条件変更で赤字になった
- 見栄えの良さから新築を選んだが、利回りが思った以上に悪く早期売却せざるを得なくなった
- 将来の家賃収入のためだけにローン返済中の収支が赤字になる不動産投資をはじめたが、生活が苦しくなってしまった
多くの失敗は「安易な判断」と「シミュレーション不足」から生まれます。専門家のアドバイスを仰ぎつつ、詳細なシミュレーションをすることで失敗を回避しましょう。当社でも成功率を上げるアドバイスは可能ですので、お気軽にご相談ください。
奥様から「不動産投資はやめとけ」と言われていた会社員Aさんの場合
これからご紹介する会社員のAさんも、最終的には不動産投資をスタートできたものの、当初は奥様から不動産投資に強く反対されていました。奥様の反対の理由やAさんの想い、ことの顛末をご紹介します。
奥様の反対の理由
一部上場企業に勤務する30代前半の会社員であるAさんは、ある時から不動産投資に興味を持ち、将来の資産形成のために区分マンションの購入を検討していました。Aさんの属性であれば問題なく融資も引けそうである旨伝えると、彼は苦い顔をして「私は購入をしたいのですが、どうしても妻が首を縦に振ってくれないのです」と弱々しく仰っていました。
「なぜ奥様は、不動産投資に反対しているのですか?」とお聞きしたところ、Aさんは「子供が生まれたばかりで、今後お金もかかるのに、投資のために借金をするなんて考えられない」と言われたとのことでした。
Aさんの想い
本来、不動産投資というのは将来のための投資であり、Aさんのように家庭を持っている会社員には非常に大きなメリットがある訳です。実際、Aさん自身も将来自分の身に何かが起こったとしても、奥様とお子さんに家賃収入が入るようにとの想いで、不動産投資の検討をしていました。
そこで私は、Aさんがどのようにして奥さんに不動産投資の説明をしたのか、同じように順を追って話してもらうようにしたところ、非常に驚くべきことが分かりました。なんとAさんは、本来の目的であったはずの保険効果の話などは一切せずに、「不労所得を得るため」「キャピタルゲインを得られるかもしれない」といった話しかしていなかったのです。
そのため、私はAさんとともに、「どのように奥様に不動産投資の説明をするか」の打ち合わせをし、もしAさんに万が一のことがあったとしても、団体信用生命保険によって奥様とお子さんに資産を残せるようにするために不動産投資を検討していることを、Aさん自身の想いと共に分かりやすく説明してもらうように伝えました。
すると、なんと数日後には、奥様からOKがもらえたとの連絡が入ったのです。契約の際に奥様もいらっしゃったのですが、「当初主人から聞いていた不動産投資のイメージは、借金をして金儲けをしようというギャンブルのようでした。しかし、改めて保険効果のお話を聞いてみると、主人が私たちのために、早期に資産を作ろうとしているのだということが分かり、安心してOKすることにしました」と仰っていたのが、非常に強く印象に残っています。
このAさんのケースからも分かるように、身内や知人・友人から不動産投資を「やめとけ」と言われた場合、自身が考える不動産投資と、相手が考える不動産投資のイメージに大きな乖離があるかもしれません。ですから、何のために不動産投資をしようとしているのか、という点をしっかりと伝えてあげるようにするのが、大切であると思います。
まとめ
ここまで、不動産投資が怖いと考えられている理由について、一つずつ解説をしてきました。確かに、借入や空室リスクなど、一般的に不安なイメージを持たれていることは事実でしょう。
一方で、上述の通り、不動産投資は「やり方さえ間違えなければ」それほど怖い投資ではないのです。むしろ、長期的にコツコツと資産を形成していける、堅実な投資手法であるといっても良いくらいです。
もちろん、本記事で解説したように本当にやめておいた方がいいという人がいらっしゃるのも事実です。弊社においても、お客様と面談させて頂き、もし不動産投資に向いていないと感じた場合には、はっきりとその旨をお伝えさせて頂くようにしております。
しかし、不動産投資に適性があるにもかかわらず、身内や知人の説得に苦労している場合には、本記事でお伝えしたAさんのように、自身と相手との間で、不動産投資に関するイメージに相違がないかどうか、改めて考えて頂ければと思います。
「自分では理解できているが、うまく伝えられる自信がない」という場合には、弊社コンサルタントがどのようにお伝えすればよいか、丁寧にお教えいたしますので、是非ご相談頂ければと思います。

この記事の執筆: 及川颯
プロフィール:不動産・副業・IT・買取など、幅広いジャンルを得意とする専業Webライター。大谷翔平と同じ岩手県奥州市出身。累計900本以上の執筆実績を誇り、大手クラウドソーシングサイトでは契約金額で個人ライターTOPを記録するなど、著しい活躍を見せる大人気ライター。元IT企業の営業マンという経歴から来るユーザー目線の執筆力と、綿密なリサーチ力に定評がある。保有資格はMOS Specialist、ビジネス英語検定など。
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