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タワマンカーストに借入マウント。不動産に関するブラックネタをご紹介!

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読者の皆さんは、おそらく殆どの方が真面目に不動産投資用の物件をご覧になって目利き力を鍛えたり、不動産投資のメリット・デメリットについて情報収集をされるなど、日々ご自身の「不動産大家力」に磨きを掛けているのではないでしょうか。

一方、私も営業マンとして不動産と密接にかかわる中で、タワマンに住む奥様方による「タワマンカースト」や、銀行借入の多さを自慢する「大家マウンティング」など、実に様々なブラックネタを小耳にはさみます。

ご存じのように、不動産は人生で一番高い買い物だと言われます。数千万円~数億円にも上る資産だからこそ、その裏には人間の見栄やエゴ、欲望などが渦巻いていて、目を逸らしたくなるほどのブラックな側面が垣間見えることがある訳です。

そこで本記事では、不動産に関する、「あるある!」と思わず頷きたくなるようなお話や、「なんじゃそりゃ!!」と声が出てしまうようなブラックネタを、いくつかご紹介したいと思います。

タワマン奥様「高層階ではお米が上手に炊けないの。。」

まず一つ目のブラックネタは、Twitterを一時期大きく賑わせたタワマンマウンティング奥様によるツイートです。まずは以下の投稿をご覧ください。

Twitter

引用Twitter

思わず「本当なのそれ!?」と叫んでしまいたくなるような美しいマウンティングですが、一度冷静になって、この投稿主の方の言い分を整理してみましょう。

投稿主によると、タワマン高層階ではお米が上手に炊けないとのこと。それを疑問に思った息子さんに対して、スタンフォード大学を卒業されたというご主人が、ボイル・シャルルの法則を用いて、「なぜタワマン高層階ではお米が上手く炊けないのか」を分かりやすく説明した、というお話です。

タワマンの高層階に住んでいる方というのはごく一握りですので、こちらの投稿をご覧になった方の多くが「お米が炊けないわけないだろう」と思う一方で、「実際はどうなんだろう」と不思議に思われたのではないでしょうか。

もちろん、筆者である私も同様に、タワマン暮らしではございませんので、実際にお米が炊けるのかどうかを試したわけではありません。そこで、ツイートに記載のある「ボイル・シャルルの法則」をヒントに、このツイートの真偽について判定してみることにしたいと思います。

本当にお米は上手に炊けないのか

まずはスタンフォード卒のご主人が引用された「ボイル・シャルルの法則」について見ていきましょう。これは高校物理で履修する内容ですので、名前だけは聞いたことある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ボイル・シャルルの法則は、「一定量の気体の体積Vは、圧力Pに反比例し、絶対温度Tに比例する」というものです。小難しい話は置いておいて、これによって言えるのは、「高度が上がると、圧力が下がって沸点も下がる」ということです。

ここで、ご飯を炊く際の適温について確認をしてみましょう。お米を美味しく炊き上げるためには、「98度以上で20分間」温める必要があります。この温度を実現することによって、でんぷんが「アルファ化」という変化を起こし、ふっくらと食べやすいお米になるという訳です。

参考ご飯が炊けるってどういうこと?「アルファ化」を元塾講師が解説

つまり、ここで重要なのは、お米は98度以上で温める必要があるということです。言い換えれば、水の沸点が98度以下になってしまうと、お米が美味しく炊ける温度になる前に沸騰してしまい、美味しくなくなってしまいます。

先ほどのボイル・シャルルの法則のお話に戻りましょう。皆さんご存じのように、通常の状態であれば水の沸点は100度です。どれくらいの高度になると、沸点が98度を下回るのでしょうか。

結論から申し上げると、沸点が98度以下になるためには、高さが最低でも600mないといけません。つまり、このツイートが本当(=お米が上手に炊けないほど高いところにある)であるためには、投稿主の方が600m以上高い部屋に住んでいる必要があるのです。

では実際、このような条件を満たすタワマンは日本に存在するのでしょうか。ずばり、日本国内にこのような高さを満たすようなタワマンは存在しません。現在日本で最も高いタワマンは大阪にあるThe Kitahamaですが、高さは209.35mと、お米の美味しさに支障を与えるほどの高さではありません。

次に、マンションではなく高層ビルを見てみることにしましょう。日本で一番高い建物はご存じのように東京スカイツリーであり、高度634mですが、この高さは上部の通信塔まで含めた高さになります。

そもそもスカイツリーは居住用の物件ではありませんので、この時点で先ほどのツイートの物件は、日本国内の物件ではないといえそうです。しかしもし仮に、一般の方が行くことのできる最高層階である天望回廊に住んでいた場合、どのくらいの高さになるのでしょうか。

調べてみたところ、スカイツリーの天望回廊の高さは、約450mとのことです。

参考東京スカイツリーの展望台の高さについて調べてみた

これでは、先ほどのボイル・シャルルの法則に当てはめて考えてみても、水の沸点は98.5度までしか下がりませんので、引き続き美味しいお米が食べられてしまいます

では世界規模で考えてみるとどうでしょうか。2022年現在、世界で最も高い建造物はドバイにあるブルジュ・ハリファで、その高さはなんと828mとのことです。

この世界一高い建造物であるブルジュ・ハリファは、建物内の階数が163階建てとなっているのですが、公式の情報では、122階にあるレストランの高さが441.3mとのことです。このビルの中で最も高い居住用の部屋は108階にあるので、概算で390m位でしょうか。

したがって、世界一高いブルジュ・ハリファであってもお米が上手く炊けてしまうということですので、この投稿主のツイートは、どうやら偽情報である可能性が高そうです。何かしらの理由で、お米を美味しく味わえなくなってしまっただけなのかもしれませんね。

世にも恐ろしい「タワマンカースト」

もう一つ、タワマンネタを見ていきましょう。ズバリ「タワマンカースト」です。

タワマンカーストとは、タワーマンションの高層階と低層階との間で生じる、住人同士の格差や差別のことを指します。特に、普段マンション内で暮らす奥様同士でのトラブルが多く、2016年には、このタワマンカーストをテーマにしたTBS系のテレビドラマ「砂の塔」が大きく注目を集めました。

確かに、同じ物件に数百世帯もの人々が住むわけですから、タワマンに馴染みのない方々にとっても、「何かしらトラブルが起きそうだな」というイメージは持ちやすいでしょう。しかし、その実態や、トラブルが起こる背景については余り知られていません。

そこで本章では、タワマンカーストの内容と、その背景について見ていきましょう。

タワマンカーストの実態

タワマンカーストとして特に有名なのが、エレベーター内でのマウンティングです。エレベーターでは、行先ボタンを押すことによって、自身の住む階数がすぐにバレてしまいます

一緒にエレベーターに乗っている人よりも低いボタンを押すと、明らかにこちらを見下すような雰囲気を醸し出してきたり、ぞんざいな態度を取ってくるような住人もいるのだとか。

これだけであれば、直接何かを言われるわけではない分、我慢できない訳ではないかもしれません。

しかし、この「高層階であればあるほど偉い」という謎の意識は、感受性豊かな子供ほど、敏感に感じ取り、そして行動に移すようです。家庭内で、「あの子は下の階の子だから」などといった会話が繰り広げられているのか、子供たちの間でも「お前は〇〇階に住んでるから、仲間に入れてあげない」といったいじめが行われることもあるのだそうです。

もう一つ、タワマンならではのお話があります。それが、ママ友同士で頻繁に行われる、ホームパーティです。

同じマンションに住むママ友たちを招待し、手料理をふるまったり、噂話をして時を過ごすこのイベントですが、ママ友間でのマウンティングが激しく、どちらがより優雅な暮らしをしているか、という見栄の張り合い合戦となることもあるようです。特に、それぞれが相手の自宅に訪問する分、家具やブランド物といった高価なものを引っ張り出してきて、誰が一番おしゃれか、といった戦いになります。

こういったイベントが定期的に開催されると、もはやパーティに参加することすら億劫になり、人間関係に亀裂が入ることになるわけです。一見すると優雅に見えるタワマン暮らしですが、実はこのようにジメジメとした人間性が存在しているのです。(もちろん、全ての物件が同様という訳ではありません)

では、一体なぜタワマンだけが、このような人間関係のトラブルの巣窟となってしまうのでしょうか。そこには、1つの物件に数百世帯が住むという、タワマンならではの理由がありました。

タワマンカーストはなぜ起こるのか

タワマンカーストが起こる理由は、マンションという密閉空間に多数の人々が暮らしているというタワーマンションの特徴に由来します。いくつかご紹介していきましょう。

例①:高層階と低層階とで、物件価格に開きがある

タワーマンションは、低層階と高層階とで物件価格が大きく異なります。例えば、低層階では4,000万円~5,000万円で購入できる部屋がある一方で、高層階になると1億円を超える物件ばかり、といった具合です。マンションの購入価格は、その世帯の裕福度を大きく反映しているといっても過言ではないので、結果としてマウンティングが発生してしまうのです。

さらに良くないことに、タワーマンションの場合、分譲元の不動産会社が部屋ごとの物件価格を公開しています。これによって、例えば805号室に住むAさんご家族と仲良くなった場合、Aさんがその部屋をいくらで購入したのかをすぐに把握できてしまうのです。これが、トラブルの火種となっているわけです。

例②:子供の通う学校や、習い事先が同じ

タワマンカーストが起きる理由として、子供たちが同じ学校に通っていたり、通っている塾が同じであることなどが挙げられます。同じ住所に住んでいるわけですので、当然小学校から中学校まで、子供たちは同じ学校に通うこととなります。

すると、その子供たちの保護者(特にお母さん同士)は、子供たちの成績や習い事、身に着けている服装などで見栄を張るようになります。また、タワマンの中に塾が併設されているところもあるので、模試の結果なども全て共有されることとなります。このように、子供が同じ学校に通うことが、人間関係のトラブルの大きな原因となっている可能性があるのです。

不動産投資の「借入額マウンティング」

最後のブラックネタは、不動産投資を行っている大家間でのお話です。これは本当にあるあるなのですが、「自分がどれだけ銀行から借入れをしているのか」でマウンティングを行っているパターンです。

確かに、不動産投資とは銀行からの借入れを上手く活用して、自己資金にレバレッジを掛ける投資手法ですので、ある程度規模感のある投資が出来ているという証左ではあります。

また、銀行からローンが引けているというのは、それだけ信用力のある方なのだという見方もできることは事実です。

したがって、コツコツと長期的に資産を形成した結果として、銀行借入が大きくなって、キャッシュフローも潤沢であるという方は、素直に凄い方であると言えるでしょう。

しかし問題は、自身の借入額の大きさを鼻にかけ、これから投資を始めようとする不動産投資初心者の方や、一件購入したばかりの方を小ばかにするような態度をとる大家さんが意外と多くいるということです。

Youtubeなどでも、「総資産〇〇億円!」「銀行借入〇百億円」といった風に、自信満々でインタビューに応じる投資家をご覧になったことがあるかと思います。もちろんそれだけがすぐに悪い、という訳ではありませんが、総資産や銀行借入の多寡だけを競うのではなく、そこにどれくらいの自己資本が含まれているのかや、安定的にキャッシュフローを確保することが出来ているのか、といった財務安全性の観点をしっかりと持つことが重要となってきます。

したがって、もしこれから不動産の投資規模を拡大したい、という考えをお持ちの方がいらっしゃれば、上述のような「借入マウンティング大家」を反面教師として、初めてローンを組んだ時の真摯な気持ちを忘れずに、投資に邁進していっていただきたいと思います。

まとめ

本記事では、不動産にまつわるブラックネタとして、タワマンカーストや高層階マウント、また不動産投資における借入マウントなどの実態を見ていきました。

冒頭でもお伝えしたように、不動産は人生で最も高額な買い物であると言われることから、欲望や見栄といった黒い部分が見え隠れすることがあります。不動産投資においても同様に、どれだけ多く物件を保有しているのか、どれだけ銀行から借入れが出来ているのか、という表面的なところでアピールをしてしまう方がいらっしゃるのは事実です。

しかしながら、本当に重要なのはそういった表面的な部分ではなく、コツコツと地道に資産運用が出来ているのか、入居者や銀行などのステークホルダーと誠実に接することが出来ているか、といった人間的な部分に他なりません。

謙虚な気持ちを、しっかりと持ち続けたいものですね。

当社では、経験豊富な不動産のプロが、お客様に新鮮で信頼性の高い情報をご提供しております。何かご不明な点やご質問事項がございましたら、お気軽に当社コンサルタントまでお問い合わせください。

この記事の監修: 不動産投資コンサルタント 釜田晃利

老舗不動産投資会社にて投資用区分マンションの営業マンとして約10年間従事したのち、2015年にストレイトライド株式会社にて不動産事業をスタートしました。現在は取締役として会社経営に携わりながら、コンサルタントとしてもお客様へ最適な投資プランの提案をしています。過去の経験と実績をもとに、お客様としっかりと向き合い、ご希望以上の提案が出来るよう心がけています。

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投資家目線で課題をヒアリングし、
中立の観点でアドバイスを行います。

不動産投資で成功するためのアドバイスですので、お客様のご状況によっては不動産投資をあきらめていただくようおすすめする場合もございます。あらかじめご了承ください。

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