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【2025最新版】リニア中央新幹線はいつ開業?工事遅れの原因は?不動産投資への影響も解説!

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リニア中央新幹線の開通計画が話題となり、数年が経ちました。しかし、当初の2027年開業は2024年3月に正式に断念され、JR東海は「早くても2034年以降」との見通しを発表しています。

開業延期の理由として静岡県の反対が注目されがちですが、実は静岡県以外でも工事の遅れが続出しており、当初予定だった2027年完成は絶望的となりました。とはいえ遅れこそ発生しているものの、着々と開業への準備は進行中です。

リニア中央新幹線が無事に開業を果たした場合、日本の東西を結ぶ交通インフラに変化が生じます。不動産の価値はインフラに大きく影響を受けるため、リニア中央新幹線の見通しが気になる不動産投資家の方も少なくないでしょう。

そこでこの記事では、リニア中央新幹線の概要と開業までの見通し、そしてリニア中央新幹線を見据えた不動産投資戦略をご紹介します。当記事を通して、東京 - 大阪間を高速で走る未来の鉄道をひも解き、将来の不動産投資に対するヒントを得ていただければ幸いです。

リニア中央新幹線とは

リニア中央新幹線は、東京 ~ 大阪間を名古屋経由で結ぶ高速鉄道です。時速500kmで走行し、東京から大阪を約67分で移動できる見通しです。

東京 ~ 名古屋間は、品川駅の地下を始発とし、神奈川 - 山梨 - 長野 - 岐阜を経由して名古屋駅の地下に至る想定です。リニア鉄道駅自体はまだ未着工ですが、以下の図のように経路が想定されています。

リニア中央新幹線が開業することで、東京と大阪の数百キロメートルという物理的な断絶を解消し、東京・愛知・大阪をひとつのリニア都市圏としてさらに発展させることが可能になります。東京一極集中の問題が解消に向かうだけでなく、沿線上の地域の発展も見込めるでしょう。リニア中央新幹線を運営するJR東海にとっては、東海道新幹線の輸送限界を解消できることも大きな利点です。

加えて、リニア中央新幹線の二酸化炭素(CO2)排出量は、航空機での移動と比較すると3分の1以下です。SDGsに象徴される省エネと環境保全に向けた地球規模での取り組みに沿うリニア中央新幹線は、環境に優しいインフラとしても支持を集めています。

生活に密着する形での大きな変化は見られないため、CO2削減の試みについてピンとこない方もいるかもしれません。しかし、2050年に向けてカーボンニュートラルを目指す日本の取り組みは、不動産業界にも影響を与える形で進んでいます。CO2削減と不動産投資については、以下の記事をご一読ください。

参考不動産投資にも影響!カーボンニュートラルに向けた不動産業界の展望を解説

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結局、リニア中央新幹線はいつ開業する?

さまざまな情報が錯綜していますが、結局のところリニア中央新幹線はいつ開業するのでしょうか。開業時期の見通しをまとめています。

当初の「東京(品川)~名古屋間2027年」の開業はすでに断念

JR東海は2024年3月29日、品川~名古屋間のリニア中央新幹線について「2027年開業を断念する」と正式に発表しました。詳しくは後ほど解説しますが、静岡県が南アルプストンネルの着工を認めていないことに加え、静岡県以外でも工事の遅れが深刻化していることが主な要因となっています。

2027年開業は2014年の工事認可以来、約10年間にわたって掲げられてきた目標でした。しかし、実際には静岡工区以外でも多数の工区で工事が遅延しており、関係者からは「2027年開業は当初から現実的ではなかった」との声も上がっています。

JR東海は「早くとも2034年以降まで延期」を発表

JR東海が発表した新しい開業見通しは「早くても2034年以降」です。この7年以上の延期には以下の要因があります。

  • 南アルプストンネル(静岡工区):約8.9km区間で着工の見通しが立たない
  • 山梨県駅:地質が想定より悪く2031年までの完成が困難となっている
  • 長野県飯田市の座光寺高架橋:2031年完成予定で工期5年10ヶ月を要する
  • 岐阜県各工区:地下水位低下や地盤沈下などのトラブルが続出している

「2034年」という数字の根拠は、もっとも時間を要する「南アルプストンネル」の工期です。一般的にトンネル掘削工事には約10年かかるとされ、仮に今すぐ着工できたとしても完成は2034年頃となるでしょう。

大阪~名古屋間は2037年~2045年の開業見通しか

名古屋~大阪間は、当初計画では2045年開業予定でしたが、こちらも見直しが必要な状況です。政府は財政投融資を活用して「最短で2037年開業」を目指していますが、品川~名古屋間の延期により、さらなる後ずれの可能性が高まっています。

大阪府や関西経済界はリニア早期全線開業実現協議会を通じて開業の前倒しを求めていますが、技術的・財政的な制約から、現実的には2040年代前半での開業が濃厚です。

リニア中央新幹線の開通が遅れている理由

リニア中央新幹線の開通が大幅に遅れている理由は多岐にわたります。静岡県の反対が注目されがちですが、実際には静岡県以外でも深刻な工事遅延が発生しており、全国84工区中31工区で2027年完成が困難となっています。以下で主な遅延の理由を詳しく見ていきましょう。

理由①:大井川の水が減少することへの懸念

リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事を巡り、静岡県とJR東海の間で長年続いてきた「大井川の水問題」が2025年6月にようやく決着しました。問題の経緯は以下のとおりです。

  • 2013年:JR東海が「工事により大井川の流量が最大毎秒2トン減少」と公表
  • 静岡県の主張:「約60万人分の生活用水に匹敵」として全量回復を要求
  • JR東海の反論:「全量までは必要ない」として対立が深刻化
  • 2017年10月:川勝前知事が「水は一滴たりとも県外に渡さない」として着工反対を表明

転機となったのは、JR東海が「田代ダム案」を提示したことです。これは、田代ダムから富士川水系に流れ出ていた水の取水量を抑制し、その分を大井川に流すことで水量を確保する案でした。2025年6月2日の専門部会で、この対応策について委員らの了承が得られ、水資源に関する対話が完了しています。

ただし、静岡県が設定した28項目の協議課題のうち、残る18項目(生態系保全、発生土処理など)の協議は継続中で、静岡工区の着工時期は依然として不透明な状況です。

理由②:山梨県側で湧き出た水の「所有権」問題

山梨県境での県境をまたぐトンネル掘削について、川勝前知事が「山梨県側で湧き出た水は静岡県の水だ」と発言した旨の報道を覚えている方も多いでしょう。これに対し山梨県の長崎幸太郎知事は「山梨県内のボーリング調査で出た水は、山梨県の水だというのが常識的な考え方」と反発両県の対立が深刻化していました。

しかし、2024年に状況が改善し、静岡県、山梨県、JR東海の3者で合意が成立します。静岡県は環境保全措置を条件に山梨県境から300メートル以内の掘削を了承。「工事によって生活環境や自然環境に著しい影響が生じた場合の回復措置」という条件付きながら、水の所有権問題にも一定の目処がつきました

理由③静岡県以外の各県における工事の遅れ

実は静岡県以外でも深刻な工事遅延が発生しており、これがリニア開業延期の要因となっています。以下に主要な遅延状況をまとめました。

都県 主な遅延箇所 遅延内容
東京都 品川駅北品川工区 シールドマシンの不具合で二度中断
山梨県 山梨県駅 2031年完成予定に延期
長野県 風越山トンネル 埋蔵文化財調査遅れで2028年度冬頃掘削開始
岐阜県 多治見市大針工区 岩盤崩落で作業員がけが、工事中断

2020年からリニア工事を調査しているジャーナリストの樫田秀樹氏によると、「静岡以外の全ての都府県で既に遅延が起きていた。2027年開業は最初から不可能だった」状況といわれています。「静岡県だけがリニアを遅らせている」という見方は、実は実態と大きく乖離していたのです。

参考10年後でも怪しいリニア開業

リニア中央新幹線に向けた各県の取り組み

リニア中央新幹線が通過する各県では、さまざまな地域振興の取り組みを実施中です。ここからは、沿線県の取り組みを紹介します。

神奈川県

神奈川県は、橋本駅周辺の開発に力を注いでいます。橋本駅は、リニア中央新幹線で品川駅の次に停車する「神奈川県駅(仮)」予定地です。

リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮)は、県立相原高校の旧校舎にまたがる形で建てられます。同校は2019年4月に移転が完了。現在は、同校跡地にて駅の建設に向けて工事中です。

リニア中央新幹線の開業に向けた取り組みとして、駅周辺地域の整備と「複合都市機能ゾーン」の開発が計画されています。複合都市機能ゾーンはリニア駅の西部に隣接。40 ~ 50階建て相当のツインタワーマンションの建築も予定されています。

山梨県

山梨県では、県庁内にリニア未来創造推進グループを設立。リニア駅周辺地域の企業誘致や観光振興を目指した着実な県土作りに着手中です。

また、神奈川県駅(仮)と山梨県駅(仮)の間は「山梨リニア実験線」と呼ばれ、リニア中央新幹線完成に向けて1997年4月より段階的な走行実験が行われています。リニア未来創造推進グループは県立リニア見学センターの管理・運営も担当。県立リニア見学センターは、山梨リニア実験線での走行試験見学やリニア中央新幹線の概要を紹介することで、山梨県の観光に寄与しています。

長野県

長野県では、南部に位置する飯田市に新駅「長野県駅(仮)」が建設予定です。飯田市近隣は「伊那谷」と呼ばれています。リニア中央新幹線が伊那谷の発展に寄与するように「リニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議」が年1回開かれています。

同会議の座長は、阿部守一長野県知事。飯田市や伊那市、駒ケ根市の自治体首長や県の機関が構成員となり、リニア中央新幹線の開業による伊那谷地域の活性化に向け協議を重ねている最中です。

岐阜県

岐阜県では「岐阜県リニア中央新幹線活用戦略」を定め、県内だけでなく近隣地域からの利用を促進。同時に、大都市近郊でありながら南海トラフ地震被災の可能性が低い地域特性を活かし、東京 ~ 愛知圏の都市機能をバックアップする政策を進めています。

2023年5月には、同戦略を全面改訂した「第2次岐阜県リニア中央新幹線活用戦略」が策定されました。観光振興・まちづくり戦略を中心に置き、リニア開業効果を岐阜県駅(仮)がある中津川市や東美濃地域から県内全域へ、そして愛知県や富山県など隣接県へ波及させることを目指しています。

リニア中央新幹線を見据えた不動産投資

リニア開業に向けた各県の取り組みや姿勢を確認したところで、不動産投資家にとってどの地域が投資対象となりうるかを見ていきましょう。

投資対象となりうる地域として、品川駅周辺、橋本駅周辺、大阪市内を紹介します。

品川駅周辺への不動産投資

リニア中央新幹線の終点となる品川駅周辺は、都内の主要ターミナル駅であることからすでに開発が行き届いている地域です。2025年現在の地価データを見ると、品川駅の公示地価平均は502万円/㎡、坪単価は1,659万円/坪となっており、前年比12.77%の大幅上昇を続けています。

参考国土交通省「令和7年地価公示」

地価上昇の背景には、品川駅西口地区や高輪ゲートウェイ周辺での再開発プロジェクトの本格化、リニア駅建設工事の進展などがあります。港区の人口も2031年予想で現在比110.1%の増加が見込まれており、需要の裏付けも確かです。

また、品川駅では、新幹線ホームの下に潜る形で、地下約40m、幅約60m、面積約3.5haの巨大な地下空間の工事が進行中です。リニア開通の際に駅として用いるのはもちろんのこと、開発が頓挫しても他の施設へ転用できるリスクヘッジの試みが伺えます。

品川駅周辺はリニア中央新幹線がなくても需要が高く、万が一リニアの開発が頓挫してもデメリットは小さいエリアです。リニア効果を狙いつつ、堅実な資産形成も実現可能な投資対象と言えるでしょう。

橋本駅周辺への不動産投資

橋本駅は神奈川県主導で積極的な都市開発が進められており、新横浜駅や相模大野駅と同程度のターミナル駅化を目指しています。このエリアの特徴は以下のとおりです。

  • 横浜線・相模線・京王相模原線が乗り入れる交通の要衝として機能している
  • 過去10年で駅そばの公示価格が2倍以上に上昇している
  • 南口の開発余地が大きい。北口も米軍基地跡地で大規模再開発が進行中

この特徴を踏まえると、以下のような投資戦略が有効といえます。

  • 駅から10分程度離れた物件:駅隣接タワーマンションより競争率が低い
  • 相模原駅周辺:橋本駅の隣駅で相対的に割安となりやすい

ただし、リニア中央新幹線の開発がさらに遅れるリスクを考慮しなければいけません。早めに物件を押さえておくことで、将来的な物件価格上昇の恩恵を受けやすいのは確かです。しかし、早すぎると「物件価格が上がるのが先か、老朽化が先か」のチキンレースが始まってしまいます

そのため、リニア開業を除外しても魅力的な立地・販売価格・家賃・空室リスクの低さを備えている物件選びが成功のポイントです。

大阪市内への不動産投資

2025年現在、大阪市の不動産市場は力強い上昇基調にあります。大阪市の地価上昇率は住宅地で5.8%、商業地で11.6%と大きく、とくに中心6区では住宅地7.4%、商業地13.6%と二桁成長を記録しています。

参考大阪市「令和7年地価公示結果について」

この大幅な成長を牽引するポイントを以下にまとめました。

  • 2025年大阪万博:経済波及効果約4兆1,000億円と試算
  • IR(統合型リゾート)誘致計画が進行中
  • 進行中のうめきた再開発や2031年予定のなにわ筋線開業が影響

また、有名観光地である道頓堀1丁目のエリアでは、商業地で前年比22.6%の大幅上昇を記録。コロナ禍の落ち着きや円安によるインバウンド需要の本格回復も、大幅な地価の押し上げ要因となっています。

リニア中央新幹線の名古屋-大阪間は最短で2037年の開業です。新大阪駅へアクセスしやすい大阪駅や難波駅などのターミナル駅周辺、御堂筋線沿線の不動産人気が大きく高まることが予想されます。大阪市内は現在も大都市でありながら、今後の発展も見込まれる有望な投資地域と言えるでしょう。

まとめ

本記事では、リニア中央新幹線の概要から各県の取り組みと姿勢、不動産投資戦略について解説しました。品川駅と途中の橋本駅では、地価の推移が違うため投資戦略が大きく異なります。品川駅や橋本駅周辺での不動産投資は、鉄道インフラの開業に合わせたひとつのモデルケースと言えるでしょう。

また、リニア中央新幹線の終着地である大阪は、現在再開発が急速に進んでいます。リニア中央新幹線の全線開業予定は最短で2037年。将来を見据えて、今から先行投資をしておくこともおすすめです。

ただし、リニア開業のさらなる延期のリスクも考慮しなければなりません。重要なのは「リニア中央新幹線がなくても魅力的なエリアか」を検討することです。開業延期が現実となった今、リニア効果を過度に織り込んだ投資は危険ですが、再開発や人口動向など確実性の高い材料に基づいた投資チャンスは必ず存在します。

具体的な投資戦略は、あなたの予算や目的・目標によって異なります。延期リスクを含めた投資判断については、当社の個別面談で中立的な投資家目線でのアドバイスが可能です。メリット・デメリットを包み隠さずお伝えし、あなたにとって真に有益なアドバイスやご提案をお約束しますので、お気軽に無料相談をご利用ください。

執筆者:堀乃けいか

この記事の執筆: 堀乃けいか

プロフィール:法律・ビジネスジャンルを得意とする元教員ライター。現役作家noteの構成・原案の担当や、長野県木曽おんたけ観光局認定「#キソリポーター」として現地の魅力を発信するなど、その活躍は多岐に亘る。大学および大学院で法律や経営学を専攻した経験(経済学部経営法学科出身)から、根拠に基づいた正確性の高いライティングと、ユーザーのニーズに的確に応えるきめ細やかさを強みとしている。保有資格は日商簿記検定2級、日商ワープロ検定(日本語文書処理技能検定)1級、FP2級など。

ブログ等:堀乃けいか

監修者:釜田晃利

この記事の監修: 不動産投資コンサルタント 釜田晃利

老舗不動産投資会社にて投資用区分マンションの営業マンとして約10年間従事したのち、2015年にストレイトライド株式会社にて不動産事業をスタートしました。現在は取締役として会社経営に携わりながら、コンサルタントとしてもお客様へ最適な投資プランの提案をしています。過去の経験と実績をもとに、お客様としっかりと向き合い、ご希望以上の提案が出来るよう心がけています。

経験豊富なコンサルタントが
投資家目線で課題をヒアリングし、
中立の観点でアドバイスを行います。

不動産投資で成功するためのアドバイスですので、お客様のご状況によっては不動産投資をあきらめていただくようおすすめする場合もございます。あらかじめご了承ください。

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