低リスク投資のおすすめ8選!インフレに強い本当の意味で安全な投資手法も紹介
- 更新:
- 2023/09/29
低リスク投資とは、文字通り「リスクが小さい金融商品などに投資する」こと。「堅実に少しずつ資産を増やしていきたい」という方におすすめです。元本割れ(※)のリスクが低く、高確率で資産が増えるのがポイントで、ほとんどの投資手法が少額から行えるのもメリットといえます。
※投資商品などの価値が元の投資額を下回ってしまう(損失が出る)こと。
「最初は低リスク投資から始めて、慣れてきたらもう少しリスキーな投資方法にチャレンジしてみる」という手順を踏むのも良いでしょう。しかし「そもそも低リスクな投資がどれだか分からない」「少しでも損をするのは避けたい」と考えている方も多いはず。そこで、今回は低リスクな投資手法を8つピックアップして紹介します。これから投資をはじめたい初心者は必見です。
低リスク投資のおすすめ8選
おすすめの低リスク投資は下記の8つです。
- 日本国債
- マネーマーケットファンド
- iDeCo
- つみたてNISA
- 上場投資信託(ETF)
- ロボアドバイザー
- 預貯金
- 定額年金保険
それぞれのメリットやデメリット、おすすめな人を詳しく見ていきましょう。
おすすめ低リスク投資①:日本国債
もっともリスクが低いとされるのは「日本国債」への投資です。政府が元本・金利の支払いを保証しているので、国が崩壊でもしない限りは元本割れのリスクがありません。
ただし日本国債の最大のデメリットは、金利があまりにも低い点です。たとえば5年間お金を預けた場合の適用金利は年率0.21%。10万円を預けても、増えるのはわずか1,049円です。
そのため日本国債への投資に向いているのは、数十万円 ~ 数百万円の「しばらく使う予定のない資金」がある人。大きな効果は見込めませんが、資産は確実に増やせるでしょう。
おすすめ低リスク投資②:マネーマーケットファンド
マネーマーケットファンド(略称:MMF)は、短期の国債・社債に投資する「投資信託」の1種です。現在は海外の金融商品のみが投資対象となっており、いわゆる「外貨建て」のスタイルで行います。投資対象には株式が含まれておらず、ほとんどが「公社債」など低リスクな金融商品です。
元本割れのリスクが限りなく低く、4 ~ 5%弱の高い利回りも見込めるのがメリット。それに対して大きな為替の変動がもし発生したら、元本割れしてしまう可能性があるのはデメリットといえるでしょう。「ほとんどお金が増えない日本国債よりは、少しでもハイリスク・ハイリターンな手法を取りたい」という人にMMFをおすすめします。
おすすめ低リスク投資③:iDeCo
iDeCoは60歳まで毎月お金を積み立て続け、保険や投資信託などの金融商品で運用していく投資手法です。掛金が全額所得控除になり運用利益も非課税なため、投資しながら節税効果を得られるのがメリットといえるでしょう。
元本割れの可能性は0ではありませんが、利回り相場は3 ~ 5%と高めです。ただし60歳までは預けたお金を引き出せないので「将来が年金だけでは不安」という方におすすめします。
おすすめ低リスク投資④:つみたてNISA
つみたてNISAは最近流行りの「毎月お金を積み立てて投資信託を購入する」投資手法です。月100円からスタートでき、投資に関する知識がほとんど不要なのがメリット。発生した利益は非課税となっており、満額受け取れるのもポイントです。ただし、元本割れのリスクは0ではありません。
iDeCoにかなり似ていますが、つみたてNISAはいつでも投資したお金を現金に戻せます。「余剰資金を積み立てて、結婚や子どものためのお金を確保していきたい」という人におすすめです。
おすすめ低リスク投資⑤:上場投資信託(ETF)
上場投資信託(ETF)とは、文字通り証券取引所に上場している投資信託を購入する投資手法です。ほとんどの商品が日経平均株価や東証株価指数など、市場全体の動きと連動した値動きをします。ゆるやかな値動きとなるため、大きな損失が出る可能性は比較的低いでしょう。
ただし多くの投資商品と異なり分配金(出た利益)を自動で再投資できず、自分で再度購入手続きが必要です。購入時には手数料もかかるため、まとまったお金を一度に投資できる人に向いています。
おすすめ低リスク投資⑥:ロボアドバイザー
ロボアドバイザーとはAIが自動で資産を運用してくれる、もしくはAIのアドバイスで投資商品や金額を決められるサービスを指します。「どの程度までならリスクを許容できるか」という設定にしたがって運用・アドバイスしてくれるので、想定外の損失が出にくいのがポイントです。
ただしロボアドバイザーの利用には手数料がかかるため、投資金額や運用結果次第では損失が出てしまいます。手数料まで加味したシミュレーションが重要です。また、ある程度の元本を用意できる人のほうが向いているでしょう。
おすすめ低リスク投資⑦:預貯金
実はただ銀行にお金を預けているだけでも資産は増えていきます。「銀行の破たん」以外で元本を割れるリスクはないのがポイントです。ただし金利が圧倒的に低く、ほとんどお金は増えないといっても過言ではないでしょう。たとえば東京スター銀行の場合、普通預金の金利は0.001%。100万円預けても年間10円しか増えません。
参考東京スター銀行
ただし同じく東京スター銀行では、口座を給与や年金の受取口座に指定すると金利が250倍の0.25%にまで上がります。銀行によっては条件を満たすとそれ以上の金利になるケースもあるので、預貯金も人によってはおすすめできる方法です。
おすすめ低リスク投資⑧:定額年金保険
定額年金保険は、いわゆる保険会社が提供する月額定額の生命保険です。契約時に設定された利率で運用されるため、一定期間以上積み立てれば元本割れのリスクはありません。
ただし「支払いが苦しくなった」などの理由で中途解約すると、元本をはるかに下回る金額しか返ってこない可能性があるのがデメリット。確実に積み立てられるだけの、最低限の資金力がある人におすすめです。
低リスク投資のデメリット2選
多くの低リスク投資には明確なデメリットが2つあります。
- リターンが少ない
- インフレに弱い
それぞれ見ていきましょう。
デメリット①:リターンが少ない
低リスク投資のほとんどは、投資額に対するリターンが非常に少ないのがデメリットです。そもそも「投資」という手段そのものが「リスクを取って利益を得る」方法といえるので、取るリスクが少なければそれだけ得られる利益も少なくなってしまいます。短期間で爆発的な利益を得たいなら、リスクを取ってでも株式やFXなどへの投資を検討したほうが良いでしょう。
デメリット②:インフレに弱い
多くの低リスクな投資商品は、インフレに弱い点を知っておかなければいけません。仮に100円を投資して、5年で110円に増えたとしましょう(年利2%で計算)。また、投資を始めた時はりんご1個を100円で購入できたとします。
しかし5年後にはりんごの価値が1個113円に上がってしまったため、元本と運用益をあわせても購入できません(※)。得た利益以上にインフレが進行してしまうと、相対的に資産の価値が減ってしまうわけです。
※2021年 → 2022年の日本のインフレ率2.5%が5年間続いたものとして計算
参考IMF「World Economic Outlook Databases」
そのため、本質的に資産を増やすためには「利回りが高く収益性が高い投資」や「インフレでも価値が落ちにくい現物投資」を選べるかどうかがポイントといえるでしょう。
実は低リスクな「ワンルームマンション投資」もおすすめ
実は「ワンルームマンションへの不動産投資」はリスクが低く賢い投資方法です。「不動産投資」と聞くとハイリスクな投資方法というイメージがあるかもしれませんが、明確におすすめな理由を5つ解説します。
- ワンルームマンションはインフレに強い
- 実は元手10万円ほどでも始められる
- 空室リスクが低く安定した家賃収入が得られる
- 生命保険の代わりになる
- 手間がかからず忙しい人にもピッタリ
それぞれ見ていきましょう。
おすすめな理由①:ワンルームマンションはインフレに強い
ワンルームマンションのような「実物資産」への投資は、非常にインフレに強いのがポイントです。むしろインフレが進めば進むほど、物価の上昇に比例してワンルームマンションの価値も上がっていきます。下記の棒グラフ部分を見れば分かるとおり、事実としてインフレに乗じてマンション価格は上昇傾向です。
さらに市場のモノやサービスの値上がりに乗じて家賃を上げられるうえ、最初に組んだローンの負担も相対的に下がっていきます。マンションそのものの価値だけでなく、収益性も徐々に高くなっていくでしょう。
参考【23年10月最新】不動産投資ローンの金利相場の目安とは?提携ローンがお得な理由まで徹底解説!
おすすめな理由②:実は元手10万円ほどでも始められる
ワンルームマンションへの投資は、実は元手10万円ほどあれば始められる可能性があります。収入などの条件にもよりますが、数百万円・数千万円の元手が必要なわけではありません。
要するに「10万円ほどの元手で数百万円 ~ 1,000万円クラスの投資商品を運用できる」ため、いわゆるレバレッジ効果(※)による高い収益も見込めます。少ない貯金でも収入を増やせるチャンスです。
※少ない資金で大きな金額の取引ができる仕組みのこと。
とはいえ「本当に10万円の元手でちゃんと運用できるの?」と不安な方も多いはず。当サイトに無料会員登録すれば、ワンルームマンション投資の基礎が分かる電子書籍をお読みいただけます。無理な勧誘などはありませんので、ぜひ一度チェックしてみてください。
おすすめな理由③:空室リスクが低く安定した家賃収入が得られる
多くの方は不動産投資に対して「空室が発生したら家賃収入は0でしょ?リスクが高すぎる」というイメージを持っているかもしれません。しかし東京23区・大阪などの労働人口が爆発的に増えているエリアで運用すれば、空室発生のリスクは限りなく下げられます。ワンルームマンションは単身の労働者が主に利用するからです。
また仮に退去者が発生しても、次の入居者が早期に見つかるケースがほとんど。最初から「この期間は空室が発生する」と想定してシミュレーションしておけば、過度に空室発生のリスクを恐れる必要はないでしょう。
おすすめな理由④:生命保険の代わりになる
ワンルームマンションは生命保険の代わりとしての効果を発揮します。これは一般的な投資物件を購入する際に加入する「団体信用生命保険(団信)」と呼ばれる保険の存在が理由です。
団信は万が一ローンの契約者が病気・事故・死亡により返済困難となってしまった場合、支払いを免除してくれる保険。つまり万が一返済できなくなっても、購入したワンルームマンションは残ります。家賃収入を得続けても良し、売却して一時金にしても良しで、インフレに強い生命保険として活躍するでしょう。
おすすめな理由⑤:手間がかからず忙しい人にもピッタリ
ワンルームマンションの運用は、おそらく皆さんが思っているよりもはるかに手間がかかりません。物件の管理など運用にかかわる業務のほとんどは「管理会社」に任せられるからです。時間や手間が大きくかかるのは、物件を購入するまでの準備段階だけといっても過言ではないでしょう。
そのためワンルームマンションへの投資は、普段仕事で忙しいサラリーマンの皆さんにも最適な投資手法といえます。「まずは情報だけでも調べてみたい」「どんな物件を買うのかイメージをつかみたい」という方は、ぜひ無料会員登録して初心者にも分かりやすい電子書籍や、ここでしか見られない東京・大阪の物件情報を見てみてください。
低リスクなワンルームマンション投資で失敗しないポイント
低リスクなワンルームマンション投資といえど、失敗するリスクは0ではありません。最後にワンルームマンション投資で失敗しないために、押さえておきたい2つのポイントを解説します。
- 立地の良い物件を選ぶ
- 勉強して知識をつける
それぞれ見ていきましょう。
失敗しないポイント①:立地の良い物件を選ぶ
「立地の良い物件を選ぶ」ことが、ワンルームマンション投資でもっとも重要なポイントです。ワンルームマンション投資が成功するかどうかは、ほぼ「空室期間をどれだけ抑えられるか」で決まります。立地が良く現在・将来の賃貸需要が見込める物件を選びましょう。実際に気になった物件があるエリアの様子を目で見てみるのもおすすめです。
失敗しないポイント②:勉強して知識をつける
手間のかからないワンルームマンション投資ですが、知識0の丸腰の状態で挑むのは得策ではありません。悪質な不動産会社から「リスクが高く不動産会社だけが儲かる」物件をつかまされてしまう可能性があります。
とはいえワンルームマンション投資には、そこまで専門的な知識が必要なわけではありません。最低限の知識をつけて、一度信頼できる不動産会社に相談してみましょう。ぜひ当サイトの無料会員登録で見られる13冊の電子書籍も勉強に活用してみてください。
まとめ
今回は堅実に資産を増やしていきたいあなたにおすすめな「低リスク投資」を8種類紹介しました。しかし低リスク投資はリターンが小さく、インフレに非常に弱いという弱点があるので注意が必要です。インフレに強い本当の意味で低リスクな投資がしたいなら、ぜひ「ワンルームマンション」への投資も検討してみましょう。
ワンルームマンションは立地の良い物件さえ選べばリスクは非常に低く、安定した家賃収入が得られます。運用中は手間もほとんどかからないうえに、万が一の事故や病気の際に生命保険としての効果を発揮するのもポイントです。「ちょっとワンルームマンション投資に興味がわいた」という方は、ぜひ一度お気軽に当社へご相談ください。
この記事の執筆: 及川颯
プロフィール:不動産・副業・IT・買取など、幅広いジャンルを得意とする専業Webライター。大谷翔平と同じ岩手県奥州市出身。累計900本以上の執筆実績を誇り、大手クラウドソーシングサイトでは契約金額で個人ライターTOPを記録するなど、著しい活躍を見せる大人気ライター。元IT企業の営業マンという経歴から来るユーザー目線の執筆力と、綿密なリサーチ力に定評がある。保有資格はMOS Specialist、ビジネス英語検定など。
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