不動産投資の必読書!初心者向けの書籍3冊をご紹介
- 更新:
- 2022/12/04

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みなさんご存知の通り、不動産投資は大きな額の資産を運用する投資形態です。その際に求められるのは利回りなどの投資効率だけに留まらず、民法・宅建業法などの法律知識や、所得税・減価償却などの税務知識といったあらゆる方面への知見が必要不可欠となります。実際、不動産投資で成功されている方のほとんどは、常にアンテナを敏感にし、自身の知見を磨くための弛まぬ努力を続けています。
とはいえ、不動産投資を始めたいと考えている多くの方は、「何から学び始めたらいいのか」と悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。書店に行けば不動産投資に関する書籍が大量に並んでいますし、ネットで検索してもたくさんの難しい専門用語に圧倒され、途中で投げ出してしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回、「この3冊だけは読んでおいて損はない!」という書籍を、不動産業者としての視点からご紹介したいと思います。
世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生
まずは不動産投資初心者の方にお奨めしたい一冊です。「不動産投資に興味はあるけど、株やFXなどの投資とは何が違うの?」「戸建とかマンションとか色々聞くけど、それぞれどんな特徴があるの?」といった素朴な疑問に対して、この本は明確な回答を与えてくれます。
多くの場合、書籍やセミナーはその方面の成功者たちが書いたり、開催したりするものです。そうするとどうしても、その方の成功例をなぞったマニュアルや、主観的なアドバイスが生まれてしまいます。例えば「アパートは多くのCFが取れるから、区分マンションよりも優れている」とか「都心部の利回りは低いから、地方の物件に投資すべき」といったアドバイスがそれにあたります。もちろん、そういったアドバイスが必ずしも間違っているとは限りませんが、物事の一面しか捉えていないというリスクも多分に含んでいます。
一方で本書では、不動産投資の様々な手法について、客観的かつ公平に解説がなされています。融資を受けることのメリットとリスク、区分マンションとアパート投資の違いといった非常に大切なことが、優しい口調で噛み砕いて説明されているのです。ただでさえ構造が複雑な不動産取引において、全体を把握せず言われるがままに投資対象を決めてしまうのはとても危険です。本書のように一歩引いた視点で書かれた知識を得ることで、予め危険を見抜いて堅実な投資を行うための基盤が養われるようになるでしょう。
確かに、こういった基礎的な部分について解説した本より、具体的な手法や高利回りの物件について書かれた書籍のほうが読んでいて面白いかもしれません。しかし、だからこそこういった基本について触れた本を繰り返し読むことで、膨大な情報の中から自分に必要な情報を取捨選択していく力が養われていくのだと思います。本書は、初心者の方はもちろん、すでに物件を保有されている方にも、ご自身の投資スタンスを改めて見直すという意味でお奨めできる一冊です。
2時間で丸わかり 不動産の基本を学ぶ
2冊目のお奨めはこちらの本です。実はこの本は、「不動産業界に入ったばかりの新人社員」に向けて書かれています。著者は不動産業界で長くキャリアを積んだ方で、「自分が不動産会社に入ったときに上司に教えてほしかったこと」をコンセプトに分かりやすく説明してくれています。
一見不動産投資とは異なる内容のように思えますが、実はこの本は投資を成功に導くエッセンスで溢れています。なぜなら不動産取引において、営業マンという存在は最も重要なファクターの一つといっても過言ではないからです。
例えば、皆さんが気に入った物件を見つけた時のことを思い出してみてください。まずはポータルサイトなどから問い合わせボタンを押して、仲介会社からの連絡を待つことになるでしょう。そして詳細資料が届くと、内容を精査したりシミュレーションしたりして、検討する価値があると判断すれば契約まで進むことになると思います。
ではその時、仲介会社の営業マンは一体何をしているのでしょうか。まずお客様から問い合わせが来ると、すぐに売主側の仲介会社に在庫の確認をします。その際、入居者がどういった方なのか、物件の修繕状況はどうか、などなるべく細かいことまで質問しておくようにします。そしてお客様に詳細資料をお送りした後は、売主側仲介会社と指値(値引)の交渉や、他のお客様からの反響の多さについてのヒアリングなど多くのことをする必要があります。
実は、不動産営業マンのこうした行動の全ては、ある大原則に基づいてなされています。それは「お客様の信頼を勝ち取り、取引をスムーズに行う」ということです。特に、お客様の信頼を勝ち取るというのは、生半可なことではありません。お客様に失礼のないような対応をすることはもちろん、疑問に思われるであろうことをすべて先回りして調査しておくなど、膨大な準備が必要になるからです。
本書は、こういったお客様からの信頼を得るための営業マンの心得について、一から分かりやすく解説しています。逆に投資家の方々にとっては本書を読むことで、不動産取引における各アクターの心理状況についての理解が深まるとともに、自分を担当している営業マンがしっかりと準備をしているか、スムーズに取引を進めてくれるかといった判断基準を得られるようになります。
不動産投資において、営業マンの質は非常に重要な鍵となってきます。営業マンの準備や言動一つで思わぬリスクを回避できたり、売主との指値交渉が成功したりといったたくさんのメリットが生まれることとなるからです。したがって本書は、営業マンのあるべき行動や心理について理解し、よりよい不動産投資をしたいと願う多くの方にとって有益な情報を与えてくれることとなるでしょう。
当サイトでも不動産営業マンの本音を紹介しておりますので、気になった方は次のページもご覧ください。
Excelでできる 不動産投資「収益計算」のすべて
本書は、不動産投資における詳細な利回り計算や、購入時・保有時・売却時にかかってくる税金等について、Excelを活用しながら理解していくという高度な内容となっています。
したがって、初めて不動産投資を勉強する方にとっては非常に難しい内容である一方、これほど高レベルのシミュレーションを正確に使いこなせるようになれば、不動産投資家としてかなりのステップアップが期待できるのではないかと思います。
まず本書の大きな特徴として挙げられるのが、購入者への特典として無料で付いてくるExcelシミュレーションです。このシミュレーションは不動産業者の視点から見ても非常に詳細かつ正確で、例えば個人の年収によって所得税額が変わるようになっていたり、法人としての購入シミュレーションを作ることも可能となっています。
内容の前半部分は、主に不動産投資における利回りの計算や必要経費の算出方法、減価償却などの税務知識の解説がなされており、この章を読むだけでも不動産投資への理解がより深まることは間違いありません。そして後半部分に入ると、特典のExcelシートを実際に使っての数値検証がメインとなり、シミュレーションに対する正しい理解ができるようになります。
本書を読むことのメリットとして、皆さんがインターネット等で気になる物件を見つけた際、すぐに詳細なシミュレーションを作れるようになるということが挙げられます。その結果、仲介会社の営業マンから送られてくるシミュレーションと比較して、数値に誤りがないか、必要経費はしっかりと含まれているか、といった検証をすることが可能となるのです。
「営業マンから送られてくるシミュレーションは本当に正しいのか?」「税金もすべて考慮した上でのキャッシュフローはいくらになるのか?」といったハイレベルな悩みをお持ちの方にお奨めしたい一冊です。
まとめ
ここまで、「不動産投資を行うにあたり、読んでおいて絶対に損のない書籍」を3冊紹介しました。いずれもテーマや切り口は全く異なりますし、難しいと感じることもあるかもしれません。しかし、これら全てを読破した時、きっと自分の視界が広くなっていることに気づくことでしょう。
弊社では、不動産投資に関する幅広い問題について無料で相談会を実施しています。「本は読んだけど分からないことがある」という方や「具体的に物件を紹介してほしい」という方は、是非お気軽にお問合せください。