不動産投資はどうなの?成功率・やめとけと言われる理由や失敗しないポイントを解説
- 更新:
- 2024/12/20
近年、資産運用の選択肢として注目を集める不動産投資。しかし「本当に儲かるの?」「リスクはどうなの?大丈夫?」と不安を抱える方もいるのではないでしょうか。実際のところ、不動産投資にはたしかにリスクはあるものの、比較的成功率が高く安定した投資手法のひとつです。
そこで本記事では不動産投資の成功率や、よく言われる「やめとけ」の理由を詳しく解説します。さらに失敗しないためのポイントも紹介するので、不動産投資が実際どうなのか、詳しく知りたい方は最後までお読みください。
- 目次
- 不動産投資は実際どうなの?成功率は50~60%が目安
- 不動産投資が「やめとけ」と言われる5つの理由
- 不動産投資のメリット|安定した収入や資産形成
- 不動産投資のデメリットとリスク|空室発生や災害
- 不動産投資をやるべき人とやめておくべき人の特徴
- 不動産投資で失敗しないためのポイント4つ
- まとめ
不動産投資は実際どうなの?成功率は50~60%が目安
一般的に不動産投資の成功率は「50~60%」といわれています。まずは、そもそもこの「成功」が何を指すのか、利益を得るまでにはどれくらいの時間がかかるのか見ていきましょう。
そもそも不動産投資の「成功」の定義とは
不動産投資における「成功」とは、一般的に投資物件からの家賃収入が経費(ローン返済、管理費、修繕費など)を上回り、安定した利益を生み出している状態です。
また不動産投資には少なからず節税の効果があります。仮に抑えられた税金を含めた収支が±0程度を維持していても、最終的に物件を売却してまとまったお金が手に入れば「成功」とする場合も多いです。
「単純に利益が出ているか」だけでなく、長期的な資産形成や節税メリットなども含めて総合的にプラスの状態にできるか。これが不動産投資のポイントといえるでしょう。
不動産投資で利益が出るまでの期間は?
不動産投資では、早ければ物件購入の1か月後から利益が発生します。家賃収入がローンの返済額とその他諸費用の合計を上回っていれば、差額が利益となって手元に入ってくるためです。すでに入居者がいる中古物件を購入すれば、すぐに利益が得られます。
ただし、不動産投資にはある程度の初期費用もかかるため、もし「初期費用を回収できるタイミング」を利益が出るまでの期間とするならこの限りではありません。とはいえ、ローンの組み方によっては初期費用が10万円程度で済みます。つまり、数ヶ月程度で初期費用を回収し、利益を出すことは十分に可能です。
成功する多くの人は「中古ワンルームマンション」に投資している
不動産投資で成功する人の多くは「中古ワンルームマンション」に投資しています。その理由は下記の3つです。
- 1件あたりが安価で購入できる
- もっとも需要がある単身者をターゲットにしている
- 管理の手間がほとんどかからない
ワンルームマンションは、あくまで「マンションの1室」を購入する形になります。戸建てや1棟アパートなどを購入するより、圧倒的に初期費用が安価で負担がかかりません。
また中古ワンルームマンションのターゲットは、もっとも需要がある「単身者」です。総務省の「住宅・土地統計調査」によれば、2023年10月集計時点での東京都内の単身者は全体の42.5%。2018年の同調査では約35%だったことから、単身者向け物件の需要が伸びており、安定した収益が得やすいとわかるでしょう。
さらにワンルームマンションは、物件の管理を不動産会社に任せるのが一般的です。忙しいサラリーマンでも手を出しやすいのが、中古ワンルームマンションの魅力といえます。
当社が取り扱っているのは、特に賃貸需要が高く、安定した収益が見込める東京23区・大阪都心部エリアの物件です。専門知識をもつ不動産投資コンサルタントが、忖度のない物件選びのアドバイスであなたの不動産投資の成功をサポートします。不動産投資で手取りを増やしつつ、資産形成を目指したい方はお気軽に無料相談をご利用ください。
不動産投資が「やめとけ」と言われる5つの理由
不動産投資が、よく「やめとけ」と言われている理由は下記の5つです。
それぞれ事実かどうか詳しく解説します。
空室が発生すると家賃収入が止まる
不動産投資は、空室が発生すると家賃収入がストップして、ローンの返済や諸費用だけが発生してしまいます。このようなリスクがあるのは、たしかに事実です。
しかし、空室発生のリスクは「需要のある物件選び」さえ間違えなければ大きく軽減されます。また、購入の時点で「〇%は空室になる」前提でシミュレーションをしておけば、空室による減収を想定して焦らず運用できるでしょう。
市場の動きで不動産の価値が変わる
そのエリアの成長度合いや再開発の有無など、市場の動きにより物件や土地の価格は変動します。当然、市場の状況によっては価値が下がってしまうので、これはリスクのひとつです。
とはいえ、このリスクも「現時点で需要があり、かつ将来の成長が見込めるエリア」を選べば大幅に軽減できます。具体的には人口の流入が多く、近くで再開発が予定されているエリアを判断できれば、大きく価値が下がって大損をすることはめったにありません。
金利が上がるとローンの支払いが増える
「変動金利」で契約した場合には、もし金利が上がるとローンの返済額が増えてしまいます。これは事実ですが、最初から「固定金利」を選択しておけば、市場の金利が変わっても影響を受けることはありません。
とはいえ安い金利が維持されれば変動金利が得、もし高くなれば固定金利が得です。これはリスクを取るかどうかの問題なため、専門家のアドバイスを受けつつ判断することをおすすめします。
多額の初期費用がかかる
不動産投資には多額の初期費用がかかる、と思っている方が多いようです。たしかに不動産投資で購入する物件は数百万円~数千万円にのぼるため、金額は安くありません。しかしローンを使って購入するため、初期費用はそこまで高くならないのが事実です。
職業や収入などの条件によっても変わりますが、実は最小で10万円程度の元手があれば不動産投資をはじめられる可能性があります。
修繕に費用がかかる
「不動産投資は家賃収入が得られても、修繕に多額の費用がかかるから意味がない」というイメージを持たれている方もいます。たしかに物件を購入した以上、メンテナンスや修繕に費用がかかるのは事実です。
しかし、メンテナンスや修繕にかかる費用は「修繕積立金」として毎月積み立てていきます。この修繕積立金を含めた形で資金繰りをシミュレーションをするので、いきなり修繕のために数百万円の手出しが必要になった、などのケースはほとんどありません。つまり、修繕費用についてそこまで不安に感じる必要はないでしょう。
不動産投資のメリット|安定した収入や資産形成
不動産投資の主なメリットは下記の4つです。
- 長期的に安定した収入が得られる
- 将来の売却を想定して資産形成ができる 減価償却や経費による節税ができる
- インフレへの対策ができる
日本賃貸住宅管理協会の調査によると、2022年度の賃貸住宅の平均入居期間は4年1ヶ月となっており、長期的な安定収入が見込めます。
継続して家賃収入を得たあと、売却してまとまったお金を受け取るプランニングも可能。家賃収入のほか、減価償却の仕組みを活かした節税効果も得られます。
さらに現物資産である不動産は「インフレ」への対策になるのがポイントです。たとえば今200円で買えるりんごが将来インフレで400円になった場合、円の価値は実質半分になります。しかし現物である不動産は、インフレに乗じて価値が上がっていくのがポイント。インフレ傾向が続く日本では、円のままで持っているよりも不動産で持っていたほうが、大きな資産となる可能性が高いです。
不動産投資のデメリットとリスク|空室発生や災害
不動産投資のデメリットやリスクは下記のとおりです。
- 空室が発生したら家賃収入がストップする
- 市場の影響で価値が下がる可能性がある
- 買い手が見つからないと売却できない
- 災害で物件が破損する可能性がある
とはいえ空室発生の問題や市場の影響による価値の変動、買い手が見つからない問題は「需要の高いエリアと物件選び」でほとんどが解決します。災害も各種保険に入ってリスク回避しておけば、そこまで大きなダメージにはなりません。
「そうは言っても不安要素が大きい……」とお悩みの方は、当社の無料相談をご利用ください。専門の不動産投資コンサルタントが、リスクシミュレーションも含めて詳しく解説いたします。
不動産投資をやるべき人とやめておくべき人の特徴
解説したメリットやデメリットも踏まえつつ、不動産投資をやるべき人とやめておくべき人を解説します。
不動産投資をやるべき人
不動産投資をやるべきなのは、下記にあてはまる人です。
- 年収500万円以上のサラリーマン
- 税金に悩む経営者
- 土地を持っている人
- 中間程度のリスクとリターンがある投資がしたい人
目安として年収が500万円以上あれば、不動産投資をスタートできる可能性があります。手取りを増やしたり、資産形成をしたりしたいサラリーマンは検討してみてください。
また収入が多いほど節税効果が大きくなるため、税金に悩む経営者にもおすすめ。また、すでに土地を持っている人は、そこに物件を建ててスモールコストで運用をはじめることも可能です。
なお、不動産投資はどちらかといえば「ミドルリスク・ミドルリターン」な投資手法。爆益はなかなか狙えないものの、比較的小さめのリスクで安定収入を得られます。「お金を増やしたいけど、過度なリスクは負いたくない……」という方は、不動産投資を検討してみましょう。まずは当サイトに無料会員登録して、どんな物件があるのかチェックしてみてください。
不動産投資をやめておくべき人
不動産投資をやめておくべきなのは、下記にあてはまる人です。
- 年収500万円未満のサラリーマン
- 年収の多くない個人事業主
- 「一発逆転」のようなスタイルの投資がしたい人
年収500万円未満のサラリーマン、および年収のあまり多くない(目安として1,000万円未満程度)の個人事業主は、残念ながらそもそもローンを組めない可能性があります。
また不動産投資はコツコツ利益を積み重ねていく投資手法です。人生を変えるほどの一発逆転を狙いたいなら、株やFXのようなハイリスク・ハイリターンな投資に取り組むのが良いでしょう。
不動産投資で失敗しないためのポイント4つ
不動産投資は手取り増や資産形成などのメリットがある一方、見過ごせないリスクもあります。失敗しないためには、下記4つのポイントを押さえておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
さまざまなリスクがあることを理解して取り組む
不動産投資には空室の発生や災害による物件の破損など、さまざまなリスクがあります。どんなに知識をつけて運用しても、100%すべてのリスクを回避できるわけではありません。
そのため、あらかじめ多少のリスクを許容しつつ運用するのがポイントです。たとえば「〇年に1回は空室になる」「災害は起きるものとして保険に入っておく」など、事前のシミュレーションや対策を念入りに行ってください。
節税だけを目的とした不動産投資はしない
不動産会社によっては「毎月赤字で運用し、所得を圧縮して節税しよう。ローンの返済が終われば家賃収入をまるごと得られる」といったスタイルの不動産投資を提案してきます。
しかし、これは実質的に収益性の低い物件に投資し、本来の資産形成の目的を果たせていない状況です。赤字になれば、ローンを完済するまでの生活にも負担がかかります。不動産投資は念入りに資金繰りをシミュレーションし、毎月の収支を黒字にする意識で取り組みましょう。
いきなり一棟マンション・アパートや戸建てに手を出さない
一棟マンション・アパートや戸建ては、利回りが高く一見ワンルームマンションよりも魅力的な物件に見えるかもしれません。しかし、その利回りの裏には、ワンルームマンションの比ではない管理負担や、初期費用の高さが潜んでいます。
つまり、端的にいうとこれらの物件は「ハイリスク・ハイリターン」に寄っています。まずは手が出しやすく、リスクも低い中古ワンルームマンションで不動産投資の感覚をつかむのがおすすめです。
自分で勉強しつつ、専門家によるアドバイスを受ける
不動産投資の成功にはローンの基礎や物件選びのポイントなど、さまざまな知識を身に付けることが必須です。専門家によるアドバイスを受けながら進めるのが一般的ではあります。しかし、その専門家のアドバイスが正しいかどうかある程度判断するためにも、自分で知識を身に付けなければいけません。
不動産投資の勉強方法はセミナーや本、Web上の情報などさまざまです。当サイトに無料会員登録すると、不動産投資の基本を網羅した13冊の電子書籍(39,800円相当)をプレゼントします。まずはこの電子書籍を、通勤中や休憩時間に読むことから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
不動産投資は「やめとけ」という声もよく聞くものの、エリアや物件選びを間違えなければ、比較的安定した収入が得られる投資手法のひとつです。リスクを理解して対策を行えば、手取りを増やしながらしっかりと資産形成ができます。これから不動産投資を検討する方は、リスクが低めで管理負担が小さい「中古のワンルームマンション」を選ぶと良いでしょう。
当社では特に安定感があり、今後の成長も期待できる「東京23区」「大阪都心部」を中心に、多くのワンルームマンション情報を保有しています。専門の不動産投資コンサルタントが、あなたの状況や目標に合った物件と運用スタイルをご提案しますので、お気軽に無料相談をご利用ください。
この記事の執筆: 及川颯
プロフィール:不動産・副業・IT・買取など、幅広いジャンルを得意とする専業Webライター。大谷翔平と同じ岩手県奥州市出身。累計900本以上の執筆実績を誇り、大手クラウドソーシングサイトでは契約金額で個人ライターTOPを記録するなど、著しい活躍を見せる大人気ライター。元IT企業の営業マンという経歴から来るユーザー目線の執筆力と、綿密なリサーチ力に定評がある。保有資格はMOS Specialist、ビジネス英語検定など。
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