投資初心者におすすめの勉強法は8つ!勉強を始める前のステップも解説
- 更新:
- 2023/09/19
「何か投資を始めたいけれど、株や積立NISAやiDeCoと色々あって仕組みもどれがいいのかもよくわからない」
「投資をしたいとは思っているけれど、何から手を付けたらいいのかわからない」
最近の生活費上昇やもらえるかわからない年金問題で、将来への不安から投資の必要性は感じているけれどもついそのままになっている人も多いことでしょう。実際、金融庁の「リスク性金融商品販売にかかる顧客意識調査結果」によると、投資が未経験の人はいまだ37.1%も存在します。
その理由となるのが同調査内でも上位に挙がった「専門的な知識を要する」という投資未経験者の資産運用に関するイメージです。
しかし投資はいきなり専門的な知識が必要なものではありませんし、自分一人だけではなくほかの人や専門家の知識を借りることもできます。
本記事を読むと、投資の勉強方法とその前に知っておきたいことや、実は初心者の方におすすめな不動産投資の魅力と勉強方法がわかります。ぜひ投資についての「わからないままずっと気になっている状態」を解消して、投資への一歩を踏み出しましょう。
投資初心者が勉強の前に知っておくべきこと
投資の勉強を始める前に、まずは「勉強するにあたって必要な基本」についておさえておきましょう。
投資の種類と特徴
まずは投資にはどのようなものがあるか以下の表で見てみましょう。
種類 | 概要と特徴 | リスク レベル |
リターン レベル |
---|---|---|---|
銀行預金 | 銀行にお金を預け、安定した利息を受け取る | 低 | 低 |
外貨預金 | 外国通貨で預金をする 国内預金より金利が高い代わりに為替リスクがある |
低 | 低 |
債券 (国債・社債) |
政府や企業から債券を購入し、利息を受け取る 国債は元本保証されているが利率が低い |
低 | 低 ~ 中 |
年金保険 | 保険料を支払い、将来年金を受け取る 定額の利率で運用される定額年金保険と運用次第で受取額が変わる変額年金保険がある |
低 | 中 |
投資信託 | プロが投資家からお金を集め銘柄を買う「ファンド」に投資する | 中 | 中 |
ソーシャル レンディング |
インターネット上でお金を借りたい人や企業とマッチングしお金を貸して利息を受け取る | 中 | 中 |
REIT (不動産投資信託) |
投資家から集めた資金で不動産を購入して運用するタイプの上場投資信託 | 中 | 中 |
株式 | 企業の株式を購入し、株価の変動で売却益を得る 利益の一部分配である配当や、株主優待を目的とする投資家も多い |
中 ~ 高 | 高 |
仮想通貨 | インターネット上でやり取りできるデジタル通貨で、価格の変動が激しい ビットコインやイーサリアムが有名 |
高 | 高 |
外国為替取引 (FX) |
「通貨ペア」と呼ばれる2ヵ国の通貨の組み合わせで取引し、為替相場の変動による為替差益や金利差であるスワップ収益を得る | 非常に 高い |
非常に 高い |
わずかとはいえ利率があるため、銀行預金も投資のひとつです。しかし、最もリスクが低く安全な代わりにリターンはほぼありません。反対に仮想通貨やFXの場合、リターンが大きい代わりにリスクはとても高いです。
このように投資のリスクとリターンは基本的に一致しており、「リスクが少なくリターンが大きい投資はない」ことを知っておきましょう。
リスク管理の重要性
冒頭の金融庁のアンケートでは、「損失を被るリスクが高い」というのも投資未経験者の多くが持つ投資のイメージでした。
ローリスクハイリターンな投資はないため、資産を増やすためには「リスク管理」が必要であり、その基本となるのが「分散投資」です。
「リスクの高いものと低いものを組み合わせる」「投資の時期や投資商品のタイプを分散する」といった方法でリスクを分散するとリスク低減につながります。
しかし、投資には分散しても軽減できない「システマティックリスク」というものがあります。バブル崩壊やリーマンショック、コロナショックなど予測できない出来事による金融市場全体の悪化がその一例です。
そのため長期的な観点で投資をおこない、市場全体の成長で一時的な価格変動を平準化するのもリスク低減のひとつです。
投資対象はどうやって決める?
投資になかなか手を出せない大きな理由が、「種類が色々あって何がいいのかわからない」ではないでしょうか。
勉強の前に、投資対象の決め方について考えてみましょう。
投資の目標と予算を考える
どの投資が最適かはその人の投資資金や目標設定、目標達成までの期間などによって異なります。
- 積極的に短期間で資産を増やしたい
- 時間をかけて老後資金を積み立てたい
- 低リスクで少し生活の足しになればいい
例えば目標金額が高く資金が少ないのなら仮想通貨やFXのようなハイリスクな投資を選ぶ必要もあるでしょう。
また、投資にかけられる時間も人それぞれです。手間の少なさを重視するなら、ウェルスナビのような自分の方針に合わせて株式や債券、不動産などを自動的に組み合わせて運用してくれる「ロボアドバイザー」も選択肢の一つです。
引用ウェルスナビ
自分のリスク許容度を考える
また投資に二の足を踏む原因となるのが、「FXや株で数千万大損して人生が狂った」というような話を耳にするせいではないでしょうか。
しかし、その原因はハイリスクな投資自体ではなく「楽観的な観測の元に自分のリスク許容度を超えた範囲の投資をおこなった」ことにあります。
投資においてローリスクハイリターンは難しいため、「もし最悪の損失が出たときでも生活防衛資金は守られるか」についても考えた上で投資対象と投資額を決定しましょう。
投資初心者が手軽にできる勉強方法8つ
ここでは、一般的な投資に共通する勉強方法について解説します。
方法①:企業サイト
投資関連企業の公式サイト内でも初心者向けに基礎知識を解説するページを設けています。
一例として、大手証券会社のSBI証券のサイト内には株式投資・投資信託・債券投資・FXについての基礎知識を解説する「投資基礎講座」のページがあります。
また、楽天証券では投資情報メディア「トウシル」を運営しており、基礎知識のわかりやすい解説や関連記事が掲載されています。
方法②:YouTube
「忙しいし、勉強が億劫でつい先延ばしになっている」という人におすすめの勉強法が隙間時間に観られるYouTubeです。人気のチャンネルは図表も多く取り入れられ話もとてもわかりやすいため、初心者でも理解しやすく勉強の抵抗感がありません。
ただし、個人のチャンネルは情報や見解が偏っている場合があるため、言っていることをすべて鵜呑みにするのは危険です。
SMBC日興証券のような、楽しく学べる証券会社の公式チャンネルもあるのでチェックしてみるとよいでしょう。
方法③:ブログ・SNS
投資についての知識や体験談を書いているブログを読んだり、SNSで関連情報を発信しているアカウントをフォローしたりするとリアルな投資の実情がわかり勉強になります。
一方的に情報を受け取るだけでなく、コメントでやり取りしたりコミュニティに参加すると、交流を図りながら楽しく勉強できます。
ただしブログやSNSで情報を発信している人の中には、自分が紹介している商品や販売している情報商材に誘導する目的のポジショントークもあるため、情報に中立性があるかどうかに注意が必要です。
方法④:書籍
投資に関する書籍は多数出ており、初心者向けの基礎知識から具体的なテクニックまで自分の段階に合わせた知識の習得ができます。
初心者向けの投資本の一例が、わかりやすく投資全般が解説され人気の「図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」です。
引用文響社
また、「本は苦手」という方は、漫画で学ぶのはどうでしょうか。有名漫画「ドラゴン桜」の作者が投資をテーマに描く「インベスターZ」では、投資の仕組みが楽しく理解できます。
引用講談社
方法⑤:新聞・ニュース
特に株式投資においては、価格に影響する要素はその企業の業績だけではなく、国の金融政策、為替や前日の米国市場、米国市場に影響を与える米国の各種指標の発表など多岐にわたります。
そのため、日々の値動きと合わせて新聞やニュースを見ておくと市場原理の理解につながります。
テレビ番組では、夜間の米国市場の動きが分かるBSテレ東の「モーニングサテライト(月 ~ 金5:45 ~ 7:05)」や、日経グループが全面協力する「日経ニュースプラス9(月 ~ 木20:54 ~、金21:54 ~)」がおすすめです。
また、楽天証券の口座を開設すると日経新聞(楽天証券版)を無料で読めます。
方法⑥:セミナー
投資のプロから直接セミナーを受ければ、豊富な経験に基づいた知識が手軽に得られます。
セミナーというと「本格的」と身構えてしまいますが、今はオンラインで手軽に受けられるセミナーも多くあります。
セミナーを選ぶ際には、「自分に合ったレベルかどうか」と「主催元が信頼できる企業やスクールかどうか」をチェックしましょう。
日本証券業協会が開催しているセミナーもあるので調べてみてはどうでしょうか。
方法⑦:資格取得
資格取得を目指し期限を設定して、勉強の先延ばしを防ぐという方法はどうでしょうか。
2021年にスタートした「資産運用検定」では、「最低限必要な資産運用のスキルを身につける」ために実践で役立つような内容を出題しています。
また、投資だけでなく年金・保険・相続など資産形成全体に役立つ知識を付けるのにおすすめなのが「FP技能検定」です。
引用日本FP協会
(FP技能検定について、詳しくは「目指せお金のプロ!FP資格取得によるメリットと投資ライフへの影響を解説します!」で解説しています)
方法⑧:少額運用やデモ取引での実践
ここまでさまざまな勉強方法を紹介してきましたが、最大の勉強方法は「実践」です。
基本的な知識を身に付けたら少額から投資を始め、実際に小さなトライアンドエラーを繰り返すことが大切です。実践でさらにわからないことや知りたいことが出てきますし、値上がりや値下がりのときの対応も体験できます。
不動産投資について勉強するメリット
投資の勉強をした結果、「ローリスクローリターンでは目標額に達成できないけれど、ハイリスク投資も怖い」という場合には、不動産投資はどうでしょうか。
「不動産投資なんて投資額も高いし余計怖い!」と思うかもしれませんが、実は不動産投資は「ローリスクミドルリターン」な投資です。
不動産投資の特徴
不動産投資の主な特徴は以下の3つです。
- インフレに強い
- 保険代わりになる
- 手間がかからない
預貯金の最大のデメリットは、「インフレによる資産価値の低下が激しい」ことです。その点、不動産投資は物価の上昇に伴い物件価格・家賃共に価格が上昇するため「インフレに強い」特徴があります。
次に、万一の際の備えになる点です。ローン契約者がもし死亡や高度障害になった場合、「団信(団体信用生命保険)」により残債はなくなり、家族の生活を守る保険代わりになります。
最後が「手間のかからなさ」です。物件を選定・購入するまでは大変ですが、その後は管理を管理会社に任せられるので手間をかけずに安定した収入が得られます。
また、不動産投資は「金額が大きくハイリスク」というイメージがあるかもしれませんが、不動産投資にも色々種類があります。一棟アパートや戸建て投資と異なり、実は中古区分マンションへの投資は元手10万円から始められる低リスクな投資です。
それに加えて、株式などと違い「突然価格が半額に」ということがないため、不動産投資はイメージよりもリスクが低いおすすめの投資です。
不動産投資の勉強方法
不動産投資の勉強でも、ほかの投資法と同様にブログやSNS、書籍、セミナーなどの方法で勉強できます。
それに加えて、不動産投資独自の勉強方法としては「横のつながり作り」と「一次情報の活用」が挙げられます。
ほかの不動産投資家からリアルタイムの情報や知識が交換できるように、セミナーやSNSなどからつながりを作っていくことも意識してみましょう。
また、不動産投資で欠かせないのが「体験して学ぶ」ことです。実際に物件をいくつも見るほかに、物件周辺や最寄り駅での現地調査をおこない物件を見る力を向上させます。
(不動産投資の勉強方法について、詳しくは「【完全版】不動産投資の勉強法を徹底解説!グッと成長するためのポイントを紹介します」で解説しています)
しかし不動産投資は融資や物件選びなど独学では難しい部分があるため、気軽に相談できる専門家のパートナーを見つけるのがおすすめです。独学が難しいと感じたら、ぜひ無料相談で当社のコンサルタントへお気軽にご相談ください。
まとめ
資産を守り、増やすためにも投資は重要であり、投資よりむしろ投資をしない方が不安に思うような段階に来ています。不安の原因は「わからないこと」なので、まずは勉強してから実践で投資経験を積みましょう。
投資の勉強は資産だけでなく自分のマネーリテラシーも育ちます。投資の勉強は自己投資にもつながり、早い段階に勉強すればその分資産形成に大きく役立ちます。
資産形成を早めるために投資初心者におすすめしたいのがリスクの低い「区分マンション投資」です。当社では無料会員登録をすると13冊の電子書籍で不動産投資の勉強ができます。ぜひ無料会員登録をして不動産投資についても学びましょう。
この記事の執筆: ひらかわまつり
プロフィール:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士資格を有するママさんライター。親族が保有するマンションの管理業務経験を有するなど、理論・実務の両面から不動産分野に高い知見を持つ。また、自身でも日本株・米国株や積立NISAなどを行っていることから、副業や投資系ジャンルの執筆も得意としている。解像度の高い分析力と温かみのある読みやすい文章に定評がある。不動産関連資格以外にも、FP2級、日商簿記検定2級、建築CAD検定3級、TOEIC815点、MOSエキスパートなど多くの専門資格を持つ。
ブログ等:ひらかわまつり