【不動産投資】人気の大阪・南森町駅!周辺地域の特徴や投資情報を分かりやすく解説します
- 更新:
- 2023/03/07

読者の皆さんは、大阪北区にある南森町駅(みなみもりまちえき)がどのような場所かご存じでしょうか?南森町駅は「梅田」や「心斎橋」「天王寺」などの主要地域にアクセスが良く、買い物や食事にも困らないことから、利便性の高い街として非常に人気のあるエリアです。
今回は「南森町駅」の基本的な特徴から、主要地域へのアクセス状況、周辺エリアの特徴についてご紹介します。遠方にお住まいの方も、本記事をご覧いただき、南森町駅周辺エリアの環境や生活のイメージを膨らませていただけますと幸いです。
南森町駅の特徴
南森町駅は1967年に開業した、大阪市北区南森町にある駅です。現在の「大阪メトロ谷町線」となっている「2号線」の東梅田駅-谷町四丁目駅間の開通と同時にスタートし、1969年には堺筋線の駅が設けられました。さらに1997年には、南森町駅の東側に大阪天満宮駅が開業したため、現在はJR東西線の利用も可能です。
2020年時点では1日延べ約72,000人が利用しており、当駅が属する谷町線では第5位、堺筋線では堺筋本町駅に次いで第2位の利用人数となっています。
大阪市北区南森町の地理概要
まずは南森町駅がある南森町の地理概要について見てみましょう。南森町は大阪市北区の南東部に位置し、駅自体は南森町二丁目にあります。Osaka MetroとJRが通っているだけでなく、阪神高速12号守口線の南森町出入口も所在していることから、交通の要衝となっているところが特徴です。
北区の人口は全体で14万人程と大阪市の中で1番人口が多い街であり、北区全体も南森町のみでも年々人口は増加しています。
利用可能な路線と主要地域へのアクセス
南森町駅から直接的に利用できる路線は以下の2つです。
- 大阪メトロ谷町線
- 大阪メトロ堺筋線
(※その他、連絡通路を通じて、JR東西線の大阪天満宮駅にもアクセス可)
大阪メトロ谷町線は「東梅田」「天王寺」などの主要駅に、堺筋線は「堺筋本町」などの駅に直通する路線です。各主要エリアへの所要時間を見てみましょう。
駅名 | 南森町駅からの所要時間 |
---|---|
東梅田 | 3分 |
京橋 | 4分(大阪天満宮から) |
天王寺 | 11分 |
本町 | 12分(乗り換え1回) |
心斎橋 | 10分(乗り換え1回) |
なんば | 15分(乗り換え1回) |
梅田や天王寺などの主要エリアの大半に15分以内でアクセスできるのが魅力です。特に、梅田や京橋に乗り換えなしで行けることは通勤通学のストレス軽減に繋がるでしょう。この主要エリアへの好アクセスのおかげで、非常に便利で人気のある地域となっています。
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南森町駅の改札口の様子
南森町駅には「北西改札」「北東改札」「西改札」「東改札」の4つの改札口があります。それぞれの出口の雰囲気を、写真付きで見てみましょう。
北西・北東改札側:ビルが立ち並ぶオフィス街
北西改札・北東改札から出ると、オフィスビルが多く建ち並んでいます。通勤や帰宅の時間帯は人通りや交通量が多いですが、夜は交通量が減り、とても静かです。また、夜遅くまで営業している飲食店が多く、夜でも適度に人通りがあるため、女性一人でも安心して歩くことができます。
西改札側:オフィスとマンションが混在するエリア
西改札側から出ると駅直結の三つ星ホテルがあり、さらに西に進むと、オフィスビルとマンションが入り乱れた環境となっています。コンビニはあるものの、飲食店はあまり多くないため、自炊をせず基本外食で済ませる方にとっては、やや寂しく感じるかもしれません。
とはいえ、近隣にはドラッグストアや地域密着の酒店などもあり、利便性としては申し分ないと言えます。賃貸ニーズも十分期待することができそうです。
東改札側:南に住宅街、北に商店街
東改札側は南と北に1か所ずつと、東方面に大阪天満宮駅方面につながる出口があり、どこから出るかによって雰囲気が大きく変わります。南側から出ると、すぐに24時間営業のスーパーがあり、そこからさらに南に進むと住宅街に入り、全体的に静かなイメージがあります。
一方、北側から出るとすぐに「天神橋筋商店街」に出るため、大変賑やかな印象を受けるでしょう。東側はコンビニや飲食店、医療施設もある大変生活しやすいエリアです。タワーマンションもいくつか建設されており、近年急速に人気が高まっています。
南森町駅周辺エリアについて
南森町駅周辺エリアの特徴を見ていきましょう。南森町駅の特徴は以下の3つです。
- 飲食店・スーパー・ドラッグストアが充実
- 治安が良い
- 南側は静かな住宅街
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
特徴①:飲食店・スーパー・ドラッグストアが充実
南森町エリアは日本一長い商店街の天神橋筋商店街を有し、飲食店が多い街のため、食事に困ることはありません。ファミリーレストランからおしゃれなイタリアン、高級焼き肉まで様々なお店が点在しているため、世代や家族構成に問わず食事を楽しめる街と言えます。
スーパーは東改札側4番出口から出てすぐに24時間営業の「KOHYO」があるほか、大阪天満宮駅付近に「グルメシティ」があります。さらに、ドラッグストアは西改札側にココカラファイン、東改札側3番出口を出た商店街の中にスギ薬局があるため、日用品や医薬品の調達も容易です。
コンビニも各方面に点在しているため、買い物について不便さを感じることはないでしょう。
特徴②:治安が良い
南森町は治安の良い地域です。南森町が属する北区は、大阪府内の犯罪発生数が中央区に次いでワースト2位となっていますが、現在は警察官が頻繁にパトロールを行っていることもあり、南森町駅周辺の犯罪件数は年々下がっています。
下記の図は、大阪府警察が公開している「犯罪発生マップ」の2022年3月から2023年2月までのデータを抜粋したものです。
引用大阪府警察 犯罪情報マップ (machi-info.jp)
※令和5年2月28日をもって、マップの公開が終了しました。
緑とピンクのマークがあるのが犯罪のあった地点です。梅田・大阪駅周辺は繁華街や娯楽施設が多いこともあり、犯罪件数が多いことがわかります。特に、南側は居酒屋や風俗店が多く、客引きが散見されるほか、車やバイクのエンジン音やパトカーのサイレンもよく聞こえてくるでしょう。それに対して、南森町駅周辺の犯罪発生マップは次のとおりです。
引用大阪府警察 犯罪情報マップ (machi-info.jp)
※令和5年2月28日をもって、マップの公開が終了しました。
同じ北区と言っても、梅田エリアと南森町エリアでは犯罪件数に大きな差があることが分かります。南森町駅周辺には夜遅くまで営業しているお店が多く、夜になっても明るくて人通りが多いため、女性1人でも安心して暮らすことができるでしょう。主要地域への好アクセスを得つつ、安心して生活できるのは南森町エリアの魅力の1つです。
特徴③:住みやすい住宅街
南森町駅の南側は、マンションや戸建てが立ち並ぶ静かな住宅街です。北側にもマンションは多くありますが、南側の方が高い建物が少なく、より落ち着いた雰囲気が漂っています。大阪天満宮の周辺は、大通りから離れるため車の音が気にならず、静かに生活ができるでしょう。さらに、近くに商店街もあるため、買い物もすぐに行くことができて大変便利です。
なお、南森町はファミリー層と単身者層どちらにも人気ですが、特に単身者層に人気なのがこの住宅街の特徴です。コンビニも多く、24時間営業のスーパーもあるところは、単身者にとってはかなりのメリットと言えるでしょう。
南森町駅周辺エリアの主要スポット
南森町駅周辺エリアには、以下のような主要スポットがあります。
- 天神橋筋商店街
- 大阪天満宮
それぞれ、どのようなスポットなのか見ていきましょう。
天神橋筋商店街
天神橋筋商店街は南森町駅の3番出入口に直結している、南北に伸びる商店街です。全長約2.6kmで日本一長い商店街と言われ、その長さは天神橋1丁目から7丁目まで続き、最寄り駅としては南森町駅~扇町駅~天神橋筋六丁目駅と3つの駅にまたがっています。
江戸時代から大阪天満宮の門前町として発展してきた商店街で、現在は食べ歩きにぴったりの店から、激安の衣料品店、大阪らしい雑貨店、居酒屋など約600店舗が軒を連ねているため、買い物や食事に困ることはありません。
商店街はレトロな雰囲気で、昭和の香りが漂うカフェや金物屋、コロッケ屋さんなどの魅力的なお店がたくさんあり、いつも多くの観光客や地元の人で賑わっています。
また、昔ながらのお店ばかりでなく、おしゃれな洋服屋さんや若い世代に人気の美容院、スタイリッシュなカフェなどもあり、幅広い世代に楽しんでいただける商店街です。
大阪天満宮
大阪天満宮は駅の南東、商店街のすぐそばにある神社で、地元の人からは親しみを込めて「天神さん」と呼ばれています。
大阪天満宮の歴史は1,000年以上前に遡り、901年に境内西北にある「大将軍社」に、学問の神様と崇められている菅原道真公が、大宰府へ向かう前に旅の無事を祈願したところから始まりました。大宰府で道真公が亡くなった約50年後、この場所で一夜にして生えた七本の松が梢を光らせたと言われています。それを聞いた第62代天皇・村上天皇が大将軍社に社を建て、道真公の御霊を祀ったことが大阪天満宮の起源です。
そんな大阪天満宮では、梅まつりと天神祭が有名です。2月中旬から3月上旬まで開催される梅まつりでは、境内が約100本の梅で彩られ、様々な催しも行われることから、毎年多くの参拝客が天満宮を訪れます。
そして、毎年7月24日から25日にかけておこなわれる天神祭は京都の祇園祭、東京の神田祭とともに日本三大祭の一つに数えられている大祭です。7月24日の宵宮では鉾流神事、獅子舞氏地巡行など、25日の本宮では陸渡御(りくとぎょ)、船渡御(ふなとぎょ)などの神事が行われます。
陸渡御では、天満宮の氏子など3,000人程が、中之島を周りながら天神橋に向かいます。様々なお神輿や山車が並び、大変見応えがあるところが魅力の一つです。一方、船渡御は夕方ごろから行われ、100隻もの船が行列を成し、大川の天神橋と飛翔橋の間を往復します。川の周辺にいる見物客とのふれあいの場も多いため、たくさんの人が楽しむことができる神事です。
南森町駅周辺への不動産投資について
南森町駅周辺は賃貸需要が高く、不動産投資ではおすすめのエリアです。特に、南森町駅周辺はオフィスビルが多く立ち並ぶエリアであることから、単身者への需要が高まっています。では、単身者向けマンションの家賃相場はどのくらいなのか、詳しいデータを見ていきましょう。
単身世帯向けマンションの家賃相場は?
不動産投資において重要な指標のひとつが、エリアにおける家賃相場です。南森町エリアにおけるマンションの家賃相場を見ていきましょう。
マンションの間取り 家賃相場
ワンルーム | 6.17万円 |
1K | 6.42万円 |
1DK | 8.70万円 |
1LDK | 10.48万円 |
ワンルームマンションの家賃相場で見ると梅田駅や堺筋本町駅は6.6万円、天王寺駅は5.6万円となっています。そのため南森町エリアの相場は、主要地域よりは若干安いですが、Osaka Metro谷町線沿線で比較すると平均より家賃はやや高めです。
南森町エリアの魅力は、主要地域に住むより家賃を抑えながらも、主要地域へ短時間でアクセスすることができる点です。さらに、閑静な住宅街が広がっているため、「家賃負担を若干減らしつつも、通勤負担は軽い地域に住みたい」「主要都市にすぐアクセスしたいけれども生活環境は落ち着いたところがいい」という単身者からの需要が高く、リスクの低い投資に向いているエリアだと言えるでしょう。
まとめ
本記事でお伝えしたように、南森町駅周辺エリアは利便性が高いうえに治安がよく、高い賃貸ニーズが見込めます。家賃相場が主要地域に次いで若干高い傾向はありますが、その分人気があり、空室リスクを抑えられるエリアであると言えます。今後の資産価値の向上も期待できるため、不動産投資への期待値も高まる一方です。
当社でも南森町駅周辺エリアの投資マンションを取り扱っておりますので、ご興味のある方はぜひ一度ご相談ください。